【弁理士】弁理士試験の合格率


受験生の皆様。桜が咲き、街が華やかになり、心踊りますね。
皆様の「弁理士試験最終合格、そして人生桜満開」のために、今回もお手伝いさせていただきます。

法律系ブログ弁理士。第2回目。
今回のテーマは
「受験者数、合格率等から、難易度を数値化」です。

平成27年の弁理士試験の受験者数は4798人。最終合格率はでは6.6%です。平成21年から25年までの5年間は合格率も8~10%でしたが、平成26年を境に合格率は6%程度に落ち込んでいます。 

平成27年の弁理士試験の平均受験回数は4.5回です。受験者の多くが会社員や特許事務所など働きながらの受験となっていることもありますが、長期の勉強を覚悟で臨みます。ちなみに1回で合格した方、「一発合格者」もいらっしゃいますが、平成27年で18人。受験生全体の0.38%です。つまり、1回で合格することは極めて稀なケースとなります。

では前回ご紹介しました、短答式、論文式、口述試験、各試験の合格率等についても簡単に触れていきます。

1 短答式試験(一次)

短答式試験は、平成25年から基準点固定式になっています。つまり、39点を合格基準点として、クリアした方は合格できる制度であり、絶対評価です。相対評価ではないため、基本的に倍率や合格率という概念はないです。ちなみに、その基準点を満たした合格者は、平成25年は受験生全体の9.2%、平成26年は11.8%、平成27年は14.1%でした。若干上昇傾向にありますが、依然低い合格率です。点数を固定しているにもかかわらず、合格率は10%前後。つまり、短答式試験は、受験生全体のわずか10%しか合格基準点を取れない難易度の高い試験と言えます。

2 論文式試験(必須科目)(二次)

論文式試験は、短答式試験のような点数固定の絶対評価と異なり、相対評価です。つまり、論文試験は合格率固定制です。

論文の各科目合格基準点は素点ではなく、偏差値で算出して54点です。論文式試験は短答式試験のようなマークシート形式ではないので、様々な点数格差発生要因が想定できます。そこで、公平性を担保するために、当該受験者の素点が、その採点を行った試験委員の採点結果の平均点からどの程度離れた位置にあるかを示す数値(偏差値)により算出しています。

ここで、偏差値54という数値は平均点より若干上あたりです。ざっくり、論文試験合格は、全科目平均点より少し上あたりを目指すことになります。

3 口述試験(三次)

口述試験は絶対評価です。近年口述試験合格率は上昇傾向にあり、平成27年は90%を超える合格率です。

総括すると、平成27年での例では、短答式試験合格率は14.1%、論文式試験は短答式試験の合格集団の中で平均点より少し上を目指せば、口述試験はほぼ合格できる。そして、最終合格率は6.6%。

ということは、この6.6%という数字は実質、短答式試験の段階で絞り込まれることになります。
弁理士試験には一次から三次試験の3種類あっても、 試験全体を通して問われている力は、「法律の知識の深さと理解力」です。それは短答式試験の点数で一目瞭然であり、また短答式試験自体もその力が点数に反映できるように作成されています。「短答式試験」で要求レベルに到達している受験生を機械的に絞り込み、次のステップから、更にプラスアルファの力をじっくりみていく流れとなっています。

結果として、皆さんの試験突破は、最初の関門の短答式試験対策が勝負のカギを握るということになります。

次回は、試験科目等を記事にし、難易度&勉強時間についてお伝えいたします。