【弁理士】具体的な仕事内容・市場


受験生の皆様。
最近は暖かい爽やかな日が多くなってきましたね。
桜が散ってしまったときはちょっと寂しい気分になりましたが、初々しい若葉や花水木を見て、初夏を楽しむモードになってきました。
受験生になると行楽地にでかける機会は激減しますが、通勤時間やお昼休みに季節を満喫してみてください。
時間もお金もかからないお手軽リフレッシュ法ですよ。

法律系ブログ弁理士。第4回目。

今回のテーマは
「試験市場:具体的な仕事内容や市場の紹介をする」
です。

1.「弁理士」って具体的にどんなお仕事をするのか。
2.弁理士資格取得後はどんな世界が開かれるのか。
さらに私の個人的見解から、
3.今後の展望
についてお伝えします。

1. 弁理士の主な業務
(1) 権利取得
 特許権や商標権などの権利取得のための手続代理を行います。
 具体的には、
  ・出願明細書作成
  ・いわゆる中間手続き(拒絶理由対応等)
 などが挙げられます。
 明細書作成等は弁理士が行う業務のすべての基礎となります。また、その技術習得には地道な修行を必要とされ、まさに「職人の世界」です。
(2) 紛争解決
 審判の審決に不服なときに、代理人として審決取消訴訟を提起できます。
(3) 取引関連業務
 ・知的財産権の売買契約
 ・ライセンス交渉の代理・媒介業務
 ・それらの相談に応ずる業務
 があります。

2. 市場
(1) 特許事務所等の経営・勤務
 特許事務所等に勤務する弁理士は、自己の専門知識を活かしながら得意分野を広げます。
 「上記1.(1)の権利取得業務の修行の場」です。
 スゴ腕師匠のご指導の下、熟練の技を伝授していただきながら、職人として成長していきます。
 腕も上がり、お客様にも認められるようになった暁には、「開業弁理士」の道も開かれますよ。
 「開業弁理士」は、まさに資格取得者の醍醐味です。
(2) 企業内弁理士
 知的財産権専門部署(知財部・法務部)に所属し、企業で開発された技術についての出願業務等広く関与できます。
  「知的財産」の観点から「経営戦略に係る総合的な経験を積む」ことができます。
(3) 知財経営コンサルティング
 知財実務の知識や経験を活かしながら、
  ・経営に関する知識・センスの向上
  ・クライアントへの経営や収入改善アドバイス
  ・知財の知識を活かした新規事業創出への貢献
 など、弁理士業務のサービスの付加価値を高めることができます。
 「最近注目されている業務」です。
 具体的には、

  ・企業における経営的観点から技術戦略を組み立てる。
  ・今後の勝負したい事業分野において取得すべき権利について戦略を練る。
  ・戦略を具体化するための開発計画作成をする。
  ・企業の既存の知的財産の見直しを図る。

 等、幅広く知財の知識や技術を活用できる業務です。
(4) 大学・研究機関
 研究成果を適切に活用し、社会に普及・還元するため、
  ・知的財産の専門家として
 更には
  ・産学連携や研究スタッフの一員として
 活躍が期待されています。

3.今後の展望
 上記にご紹介しました弁理士の業務と市場は、あくまでほんの一部の例示に過ぎないです。
 実は、この他にも皆様の特性や能力を活かし、弁理士という資格を最大限に輝かせる世界は無限に存在します。
 資格をとりあえず取ったけど、意外に活かせる市場が限られていてがっかり。という人。たまにいます。それ聞くと本当に悲しくなります。
 弁理士の資格を生かすも殺すも自己プロデュース力にかかっています。
 皆様が力を発揮させる場所はどこかを冷静に見極めて、そこで弁理士の資格を活かしていくことが弁理士試験合格後の最大の課題となります。
 今回挙げた例にとどまらず、皆様一人ひとりが新しい弁理士の世界を切り開いて、活躍の場を広げ、輝く弁理士の将来を築き上げていきましょう。

 では次回は「弁理士試験の免除制度」についてお伝えします。