【弁理士】
「弁理士試験制度を掴む(その2)」

 

弁理士試験受験生の皆様。こんにちは。TAC弁理士講座担当の齋藤晶子です。

今週は「弁理士試験制度を掴む(その2)」ついてお伝えします。

桜の時期は終わってしまいましたが、今度は若葉がチラホラ。新緑の季節になりますね。
そして、もうすぐゴールデンウイークです。
今の時期、丹後の節句に向け、川沿いや住宅街には鯉幟が空をたなびく季節となりますね。
「鯉幟」と「登竜門」という言葉の関係ってご存知ですか?
中国には、竜門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうと試み、鯉のみが登り切り、竜になることができたことにちなんで鯉の滝登りが立身出世の象徴となったそうです。
そして、栄達するための難関を「登竜門」と呼ぶのも、この故事にもとづくそうです。
男児の出世と健康を願って家庭の庭先で飾られたということです。

皆様の弁理士試験の「登竜門」は「短答式試験」ですね。
時期的にもその「登竜門」は5月に実施されますよね。
滝を登って竜になりましょう。

今回は、弁理士試験の概要の続きです。

3.各ステージの内容
(2)第2ステージ:論文式筆記試験(二次)
 短答式試験に合格された方が受験できます。
① 試験方式
記述式です。マークシートとは異なり、黒などのボールペンで解答を書いていきます。鉛筆ではないですよ。
 では、修正が許されないのか?というとそうではないです。
 修正する場合は、取消し線を引いて、正しい解答を書けばいいですよ。因みに、修正液とかは使用禁止です。
 あとは、試験委員の先生方に皆さんが作成された論文を読んでいただくので、気分よく読みやすいように解答を作成することがポイントですよ。
② 科目
a) 必須科目
(i)特許・実用新案法
(ii)意匠法
(iii)商標法
必須科目は、短答式試験のiv)工業所有権に関する条約、v)著作権法、不正競争防止法、以外の4科目ですね。
この4科目は、口述試験の科目にもなっているので、「主要四教科」といわれています。論文式試験、口述試験、全てを効率よく突破するために戦略的に勉強するには、短答式試験で、この「主要四教科」をメインに実力を完成させるといいですよね。
③ 試験時間
(i) 特許・実用新案法は120分、
(ii) 意匠法は90分、
(iii) 商標法は90分
です。
   これを一日で終わらせるので、論文式試験は一日中試験会場に監禁されますよ。
   結構ハードです。
   特許・実用新案法は朝10時からスタートで「ド緊張」だし、最後の商標法はもう疲れ果ててヘロヘロ。
   だから、精神面、体力面、双方を強化していくことが勝負のポイントになりますよ。
④ 合格基準点
素点でなく、偏差値で合否を決めます。
 短答式試験は絶対評価で「39点以上」取れば誰でも合格できます。一方、論文式試験は相対評価で、各科目偏差値で54です。
 つまり、各科目平均点よりちょっと上辺りを目指すと合格できます。
 ということは、無駄に高得点を狙おうとしないことがポイントです。高得点を狙おうとすると、他の受験生が知らないようなことや書きそうにないことを色々書いて差をつけようとしてしまい、結局時間が足りなくなり、自滅してしまいます。
あとは、偏差値47未満の得点の科目が1つもないことが条件となります。

次回は、選択科目や口述試験についてお伝えします。



お知らせ

「無料セミナー」
これから弁理士試験合格を目指す方に向けて、TAC渋谷校でセミナー開催します。
1. 短答⇔論文ハイブリッド学習が最短合格に結びつく理由(5月14日)
TACオリジナルの短答⇔論文ハイブリッド学習の詳細についてお話します。短答と論文を同時に学習するメリットや最短合格に結びつく学習法を、私の受験時代に味わった体験等を交え、伝授します。
2. 弁理士って何?どうやったら受かるの?(5月17日)
弁理士の業務内容について、オーソドックスな弁理士のお仕事や今後の展望について、また、初めて弁理士試験の受験勉強をされる方がどうやって戦略を練っていけばいいのかなど、試験対策の学習法などをお伝えします。
詳細は、TAC弁理士のホームページをご覧ください。