【弁理士】
紫陽花の色、色々

 


弁理士試験受験生の皆様。こんにちは。TAC弁理士講座担当の齋藤晶子です。

今週は「紫陽花の色、色々」についてお伝えします。

6月は梅雨時期で、蒸し暑く鬱陶しいですが、紫陽花をみると晴れやかな気分になりますよね。
凛として涼しげな姿は心癒されます。雨の日は特にイキイキしていますよね。
紫陽花が私は大好きで、この時期は、通勤経路を紫陽花が堪能できるようにしています。
自宅周辺の住宅に紫陽花がきれいなお庭があるところが数軒あり、ここを通り最寄りの駅に行きます。
さらに上智大学前のホテルニューオータニから四ツ谷駅までの道は、美しい紫陽花が並んでいて歩くだけで幸せになれるので、ここを通って職場に向います。

1. 紫陽花は「七変化」

ところで、紫陽花って、色んな色がありますよね。
ピンク系のとか、ブルー系のものとか、白とか。
しかも、紫陽花の色は経時変化するんですって。紫陽花の別名は「七変化」なんですよ。色がいっぱいある、しかも変わっていくのはなぜか?

2.「七変化」の理由

以下の2つの理由があります。
(1)花の中の色素が少しずつ分解されておこる現象で、老化現象によるもの
(2)土の酸度(pH)によるもの
なんです。
さらに、
「(2)土の酸度によるもの」について詳細をみていくと、
紫陽花の色は
① 酸度
② アントシアニン系色素と補助色素
③ アルミニウムイオン
の組み合わせで決まります。
「① 酸度、③アルミニウムイオン」は環境要因です。
「② アントシアニン系色素と補助色素」は遺伝的要因です。

3.「七変化」のメカニズム

紫陽花の花色は、アントシアニン系色素がはたらいて、青色やピンク色が発色します。
アントシアニン系色素を青や赤に変えるのは、補助色素と土壌のアルミニウムです。
アルミニウムが紫陽花の根に吸収され、アントシアニンと結合するかどうかで、色が決まることが多いのです。
そして、
アルミニウムがアントシアニン系色素と結合すると青系の色になりやすい
アルミニウムを吸収しないと赤系の色に色づきやすい
さらに、補助色素の関係で青になりづらい、または青にならない品種もあり、「青花系品種」「ピンク花系品種」が存在します。

4.土壌との関係

紫陽花の色は、さらにアルミニウムの吸収率が決め手となり、アルミニウムの吸収率は土壌の酸度で決まります。
酸性土壌であるとアルミニウムが溶けて根が吸収しやすくなり、青系の色が強く出ます。
理由は、アルミニウムは酸性土壌でよく溶けアルカリ土壌では溶けません。だから、土を酸性にすれば青花になり、中性~弱アルカリ性の土壌ではピンク花になるんです。
白花系は色素を持たない品種なので、酸性・アルカリ性どちらの土でも「白」になります。
ここで、青花系品種を中性~弱アルカリ性に近い土に植えてしまうと赤みを帯びた紫色になり、ピンク花系品種は酸性土壌に植えてしまうと青みを帯びた紫色になります。紫色は濁った色とされてしまうので、アジサイの生産農家は品種固有の色を判断して、その色をよりきれいに発色させるために土や肥料を調整しています。

5.まとめ

この紫陽花の色を変えるための肥料はまさに「技術」の世界です。
何気なく楽しんでいる梅雨時期を彩る紫陽花も「技術」が支えているのですね。肥料に関する特許出願も何件もされていますよ。
ご興味あれば、特許庁のホームページ「特許情報プラットフォーム」で検索してみてください。



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