【ビジ法】
今なぜ「ビジ法」を学ぶべきか


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


初めに

 皆様はじめまして。本日からビジネス実務法務検定試験®(俗にいう「ビジ法」試験)についての色んな情報をこのブログで紹介していきます。

 まず初回の今回は、「ビジ法」を勉強し、検定試験を受けることがどのように役立つのかについて紹介したいと思います。

1.ビジネスパーソンとして身につけるべき基礎的法律知識

 表題は「ビジ法」で学ぶべきこととしてよく言われる言葉です。しかし、そう言われても、なかなかイメージが持てませんよね。
 何事においても、必ずルールが存在します。例えば、スポーツ競技ひとつを取り上げても、何のルールもなく行うと収拾がつかなくなるでしょう。そして、ビジネスパーソンに限らず、私たち人間が社会で生活する上でも、ルールに従う必要があります。例えば、お金を払うと約束したのに、その通り支払わないとルール違反ですし、他人の撮った写真を勝手に自己のHPに掲載することもルール違反です。この私たち人間が社会生活をする上でルールとして定められているものが法律や命令なのです。法律とは、国会が作るルール、命令とは行政機関が作るルールくらいに考えてください。そして、この法律と命令を一言でいうと「法令」となります。

2.コンプライアンス(法令遵守)の重要性

 このように社会にはルールが存在する以上、ルール違反があれば何らかのペナルティが発生します。先ほどの例で言うと、約束通りにお金を支払わないと約束した相手から、損害賠償を請求されることがあることが「民法」という法律で定められています。他人が撮影した写真を勝手に掲載すると、その撮影者から損害賠償を請求されます(民法)し、場合によっては犯罪として処罰されることが「著作権法」という法律で定められています。このことは、ビジネスパーソンであってもなくても同じことです。では、なぜ特にビジネスパーソンには、ルールを知り、ルールを守ることが求められるのでしょうか。
 ビジネスパーソンの多くは企業の一員として行動します。そうすると、個人で取引をする場合と比べて、その額や規模も大きくなりますし、企業の活動は社会的な影響力も大きいです。そこでルール違反をしてしまうと自ずとペナルティも大きいものとなってしまいます。このようなルール違反によるペナルティというリスクを避けるために、ビジネスパーソンは法令の内容を知っておく必要があるのです。また、ルール違反のない適切な行動をとれば、企業の社会的な信用も生まれます。したがって、ビジネスパーソン一人ひとりが法令を知り、それを遵守する行動をとることが重要なのです。これをコンプライアンスと言います。そうだとすれば、会社経営をする人たちは、雇っている従業員には法令をしっかりと理解しておいてもらいたいと望むでしょうし、これから採用する従業員であれば、法令をしっかりと理解している人だとありがたいと思うでしょう。よって、「私はビジネスにおける基礎的な法律知識は身につけていて、会社が負うリスクの回避や会社の社会的信用アップに貢献できるビジネスパーソンである」と証明するのに役立つツールこそが「ビジ法」試験なのです。

次回予告

 このブログで「ビジ法」に興味をもち、目指してみようかなと思っていただけたのであれば幸いです。試験は7月にも12月にもありますから、いつでも、もちろん今からでも目指せます。では、次回は、具体的にどんな内容を勉強するのかを紹介します。

以上