【ビジ法】
ビジ法3級で学ぶこと
(出題内容・出題割合)


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 皆様、こんにちは。今回のブログでは、実際に「ビジ法」試験に合格するために、どんな内容を勉強するのかをお話しします。

1.全体像

 「ビジ法」で勉強すべき内容は、私たちがビジネスにおいて守るべきルールですから、すべて法令ということになります。といっても、ビジネスで使われる法令は多岐にわたりますので、「ビジ法」試験で出題される内容も多岐にわたります。出題される法令の数で言うと、30を優に超えます。ただ、これらの法令はいくつかのグループに分けることができます。そこで今回は、3級で出題される法令を6つのグループに分け、その簡単な内容の説明と全体における出題割合も含めてお話しします。

2.民法グループ

 この民法グループでは、契約を結ぶにあたって守るべきルール、他人に損害を与えてしまった場合の責任、財産の在り方、家族関係等など、民法の全体を勉強します。そして、ビジネスにおいて契約は重要ですから、「ビジ法3級」試験でも、この民法グループから半分程度(100点中50点前後)出題されます。したがって、民法グループをまずはしっかりと勉強しないことには、合格点(70点)には届きません。

3.商法グループ

 次に、同じ契約であっても商売として結ぶ場合や、会社を興して商売をする場合のルールを勉強するのが、商法グループです。ここでは、民法との相違点や、会社、特に株式会社の仕組みを学ぶことになります。「ビジ法3級」では、おおよそ1割強程度の出題に過ぎませんが、「ビジ法2級」になると重要度が増すので、将来2級もと考えておられるのであれば、商法グループも力を入れて勉強すべきところです。

4.知的財産グループ

 例えば、新しい発明をすれば特許権がもらえます。新しい音楽を作曲すれば著作権が発生します。このような権利を知的財産権といいます。このグループでは、そのような知的財産権の取得方法や保護方法を勉強します。あわせて、不正な手段で他人の知的財産を侵害することのないようなルールも学びます。出題割合は、おおよそ1割前後ですが、近年、注目されている分野でもあり、出題割合は増加傾向にあります。

5.労働法グループ

 ビジネスマンの多くは、企業に雇われて仕事をしています。そこで、企業と労働者との関係を定めたルールをここでは勉強します。出題割合は、おおよそ1割前後です。

6.消費者保護グループ

 私たち消費者は、お店や会社から商品やサービスの提供を受けます。しかし、この場合、提供側と提供を受ける消費者側とでは、知識量に大きな差があります。そこで、弱い立場にある私たち消費者を保護するためのルールを勉強します。また、企業はライバル同士で切磋琢磨してこそ、私たちはより安くて良い商品やサービスを手にすることができます。そこで、ある企業が市場を不当に独占することのないようにするルールもここでは学びます。出題割合は、おおよそ1割程度です。

7.民事訴訟グループ

 例えば、どうしても相手がお金を払わないとなれば、国家の力を借りて強制的に払ってもらうしかありません。その手段としては、裁判を起こす、話合いの場を設ける、相手の財産を処分する等、様々あります。このグループでは、そうした強制手段の手続きを簡単に勉強します。また、借金まみれの人が、お金を返せないままでは先に進めませんから、その借金を整理する手続きについても学びます。出題割合は、おおよそ1割弱ですから、基本を押さえておけば充分といえるグループでしょう。

次回予告

 「ビジ法3級」で学ぶ内容のイメージを掴んでいただけたでしょうか。次回は、「ビジ法2級」の出題内容、出題割合のお話をします。