【ビジ法】
ビジ法2級で学ぶこと
(出題内容・出題割合)


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 皆様、こんにちは。今回のブログでは、前回の3級に引き続き、「ビジ法」2級試験に合格するために、どんな内容を勉強するのかをお話しします。

1.全体像

 3級から2級に進級することに伴い、全体的な難易度はもちろん上がります。また、勉強しなければならない法令も格段に増えます。ただ、合否を左右するのは、3級で学んだ基礎知識をさらに深く突き詰めた部分と考えると良いです。前回同様、いくつかのグループに分けて説明します。

2.民法グループ

 このグループでは、3級で学んだことをベースにより深く実践的に学びます。実践的に学ぶことにより、単なる知識ではなく、実務でも使える知識となるのです。3級では半分程度がここから出題されましたが、2級では、おおよそ4分の1程度(100点満点中25点程度)です。

3.商法グループ

 このグループも3級で学んだことがベースにはなりますが、学ぶ深さは格段にアップする上、特に会社法の重要性が高いです。出題割合は、おおよそ4分の1程度ですから、先ほどの民法グループとこの商法グループとを合わせて、全体の半分程度を占めることになります。よって、合格点(70点)を取れるかどうかの勝負は、民法・商法の2グループにかかっているといえます。

4.知的財産グループ

 このグループも、3級で学んだことをベースにより深く学ぶことになります。出題割合は、おおよそ1割程度です。

5.消費者保護グループ

 消費者保護法、特定商取引法など、3級でも勉強する法令に加えて、私たちが日常使用する製品の中で危険性の高い製品(ex.ガス瞬間湯沸器)に課せられる規制や金融商品の販売に課せられる規制等、勉強する法令の数も増え、2割程度が出題されます。細かい法令も含めて多くのことを学ぶ分野であるため、メリハリが大切なグループです。

6.労働法グループ

 労働組合か労災保険から、ほぼ毎回1問出題される分野です。概ね、7月と12月に交互に出題される傾向にあるので、出題予測がしやすい分野といえます。

7.民事訴訟グループ

 民事の紛争解決手段は3級でも学びますが、2級での特徴は民事訴訟手続きについて、かなり詳しい知識が問われることです。また、倒産に関する手続きについては、3級よりも格段に細かいところまで勉強することになる上、必ず出題されると言っても良い分野です。全体の出題割合は、おおよそ2割弱です。

8.国際関連グループ

 3級では学ばなかったグループです。海外の企業と取引する場合の注意点や海外での取引でトラブルが発生した場合の解決手段を勉強します。出題は2問程度ですが、馴染みの少ない分野である受験生も多いでしょうし、3級の基礎知識がありませんから、ポイントをしっかりと押さえておくべき分野といえます。

次回予告

 以上が、2級で学ぶ内容と割合です。2級に合格するためには、3級を勉強する際に基礎をしっかりと固めた上で、3級合格から間を開けずに2級を受験することが合理的です。勉強時間に余裕のある方であれば、同日に両級を受験することも可能です。無理なく自分に合う形で戦略を立ててみてください。
 次回からは、各グループにおいて、特に押さえておくべきテーマを具体例を用いながらお話ししたいと思います。