【ビジ法】
〔第41回検定〕ビジ法2級の直前期になすべきこと


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


〔第41回検定〕ビジ法2級の直前期になすべきこと

 皆さん、こんにちは。いよいよ本番まで2週間と少しになりました。そこで、直前期に是非とも見直して欲しいことを、今回は2級対策としてお話しします。

1.過去問を解くこと!

 過去問の重要性は3級でも2級でも変わりません。そこで、過去に実施されたビジ法2級の問題を通しで解くための日を是非設けて欲しいと考えています。出来れば、実際に試験を受ける日曜日に解いて欲しいところですが、本番まで日曜日はあと1回しかありません。そこで、6/25の日曜日とこれ以外のもう一日で、昨年の7月、12月に実施された過去問を解き、70点以上取れるかどうかを確認して欲しいと思います。

2.民法グループ

 3級ほどのウエイトはないものの、やはり2級でも重要分野です。請負契約、損害賠償、債権者代位権、詐害行為取消権、債権譲渡、相殺、保証、担保(非典型担保も含む)からは必ずと言っても良いほど出題されます。必ず見直しておいてください。特に、請負契約では、建築業法や下請法等関連法規も重要です。損害賠償では、民法だけでなく、製造物責任法や自賠法等と絡める問題もあります。保証については、商行為を絡めて連帯保証が問われることも多いです。あと、主に3級で勉強する知識の応用ではありますが、不動産の二重譲渡賃貸借契約における基本理解を問う問題もよく出題されます。

3.商法グループ

 2級での勝負の分かれ目は、このグループ、中でも会社法の出来不出来であると考えます。特に、株式会社の機関については、必ず出題されます。株主総会決議や取締役の責任、監査役の権限等を見直しておいてください。役員等に科せられる刑事罰についても確認しておいた方が良いでしょう。他には、合併や会社分割のような企業再編株式譲渡株式会社の設立手続もよく出題されます。また、商法からは、今回は代理商が出題される順番です。

4.知的財産グループ

 重要度が高いのは、不正競争防止法、特許法、著作権法です。
 特許権を取得するための手続はもちろん、特許権を利用したライセンス(実施権の設定)についても見直しておいてください。

5.消費者保護グループ

 消費者保護法、特定商取引法、独占禁止法、個人情報保護法から1問ずつ出題されると考えて良いです。独占禁止法では、不公正な取引方法の諸類型を具体例を通じて見直しておいてください。他にも、金融商品販売法や信用購入あっせんも危ない分野です。

6.労働法グループ

 順番的には、今回は労働組合から出題されることが予想されます。3級で勉強した就業規則の基礎知識も問われることがあるので、見直しておいてください。

7.民事訴訟グループ

 民事訴訟における管轄の問題や第1回期日に当事者が欠席した場合の処理が頻出です。また、民事訴訟以外の紛争解決手続についても、どんな場合にどんな手続を用いることが出来るのかを整理しておいて欲しいです。
 倒産法の分野からは、破産法、民事再生法、会社更生法、それぞれから1問出題される可能性があります。異同を意識して整理しておくと、問題を解く際のポイントを掴むことができます。典型的な出題は、担保権が別除権かどうかです。

8.国際関連グループ

 良く出題される部分は、国際裁判管轄、準拠法、外国判決に基づく日本における強制執行です。国際裁判管轄や準拠法はどのように定められるのかを見直してください。

 以上、2級は出題範囲が広いため、すべての分野を完璧に押さえることが難しいです。とはいえ、合格のために重要なことは、正解が出せるかどうかですから、今回挙げた分野については、念入りに過去問を解き、少なくとも、確実に判断できる知識を増やしておけば、本番で正解できる確率がかなりアップします。