【行政書士】
試験の受験者・合格率は?
(2017年4月19日版)


みなさん、こんにちは。Nです。

満開だった桜も散り始め、やっと暖かくなってきました。

私は寒いは苦手で、暑いほうがまだいいと感じるので、寒くなくなったのがうれしいです。

ビールもますます美味しく感じられますし(まぁ、ビールはいつでも美味しいのですが笑)。

 

さて、年度も変わり、本試験団体の「行政書士試験研究センター」から今年度の試験実施スケジュールも発表されました。

 

そこで今回は小池先生の連載をお休みして、 改めて「試験の受験者・合格率」を振り返り、また今年はどうなるのか書いてみたいと思います。

小池先生の連載を楽しみにしていたみなさま、ごめんなさい!

来週からまた復帰しますので、楽しみにお待ちください。

 

さて、まずは昨年(平成28年)の行政書士本試験結果を見てみましょう。

 

 

【平成28年度の行政書士本試験の結果】

受験者:41,053名
合格者: 4,084名
合格率: 9.95 %

 

※さらに詳しい情報は、「行政書士試験研究センター」のHPをご参照ください。 

 

 

昨年は約1割の合格率でした。では直近5年ではどうなのか見てみます。 


年度 受験者(人) 合格者(人) 合格率(%)
H24年 59,948
5,508
9.19
H25年 55,4365,59710.10
H26年 48,8694,0438.27
H27年 44,3665,82013.12
H28年 41,0534,0849.95

 

この推移を見てみると・・・

合格者数 4,000~5,500人

合格率   8%~10%

 

このあたりが「合格ライン」と言えそうですね。

 

合格ライン?でも行政書士試験は「絶対評価」の試験では・・・?

念のため合格基準も確認してみましょう。

 

【行政書士 合格基準点】

次の要件のいずれも満たした者を合格とする。

(1) 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、122点以上である者

(2) 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上である者

(3) 試験全体の得点が、180点以上である者

  

行政書士試験ではこのようになっていますね。

 

一般的な国家試験では、合格基準点は「試験終了後」に公表される事が多いです。

いわゆる「相対評価」の試験です。

相対評価の試験の場合は、まず本試験が実施され、その後採点処理を行います。

そして試験団体の考える合格ライン(合格率3%など)に近いところを合格点として合格発表と同時期に公表します。

ですから、試験が難しいと合格点は「下がり」、試験が易しいと合格点は「上がり」ます。

つまり、合格点は毎年変動しますが、合格率はおおよそ「一定」に保たれます。

 

一方、行政書士試験は「絶対評価」の試験で、すでに合格基準が公表されていますから、この基準をクリアすれば必ず「合格」できるわけです。

したがって、試験の難易度が難しいからといって合格点は下がりません。逆に易しかったからといって、合格点は上がりません。

よって、合格点は変動しませんが、その分合格率は「上下にぶれやすい」と言えます。


この目線で、直近5年の試験結果を見た時、近年の行政書士試験の合格率は意外と「一定」と感じませんか。

おそらく試験実施団体である財団法人・行政書士試験センターは、このあたりの数字を想定して試験を実施しているのではないかと思います。


たとえば、平成26年度の本試験では、初めて「補正措置」が行われて「166点以上」で合格でした。

合格点を14点も引き下げましたが、上記表の通り、平成26年度の合格者は4,043名・合格率8.27%でした。つまり、合格点を引き下げず180点のままにしていたら、ひょっとすると合格者が2,000名・合格率4%程度になっていたのかもしれません(ここは私の想像です)。

公表している合格基準を変更する事は試験団体にとって相当勇気のいる決断です。

それでも補正措置を実施したのは、一定の合格者数・合格率は維持したいからだと思います。 

つまり、行政書士試験の相対化現象が起こっていると言えるでしょう。

 

では、私たちはこれからどのように学習を進めていくとよいのでしょうか。
それは、「自分が、受験生集団のなかで相対的にどのあたりにいるのかを意識しながら学習を進めていく」事です。

 

たとえば、答案練習などでも「180点を取れた・取れない」よりも
「上位から10%に入っているかどうか」
これが合否をはかる一つの基準となります。

自分の相対的な学力を測る方法ですが、最適なのは資格予備校が実施する模試などを受験してみることです。
受験した結果が記載された成績表を見れば自分の相対的な位置を知ることができます。
そのことを常に意識しながら学習を進めていくことで、行政書士試験の合格に必要な適度な勉強ができるようになり、より効率的な学習&合格が可能になります。

 

ぜひ予備校などもうまく使いながら、合格を目指してくださいね。


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