【行政書士】

記述式問題対策講座・第2回


「記述式問題対策講座」
第2回の今回は、記述式の解法マニュアルをお伝えします。
記述式問題にも、マニュアルがあるといいですよね!
要は、記述式問題の「解き方」です。

【記述式解法4つの手順】
記述式問題は、鉛筆を使って解答用紙に文章を書く問題ですので、す~ごく難しいイメージがあるようです。しかし、以下の4つの手順を踏まえて書くと、どのような問題にも対応できるようになります。また、記述対策として何をすべきなのかが見えてきます。記述対策をする上で、肝に銘じておきましょう。

<1.「問い」を正確に把握する>
まず1つ目の手順は、「問い」をしっかり正確に把握することです。問題文で問われている「問い」を正確に把握できていないと、正しい「答え」を導き出せません。したがって、この作業が記述式問題を解くための出発点となります。

<2.「問いの形」から「答えの形」を作る>
つぎに2つ目の手順は、「問いの形」から「答えの形」を作ることです。「問われていること」に端的に答えるには、問われている形、問いの形をそのままオウム返しにするように、答えの形を作ります。様々な問いに対応するためには、そうすることで、答えの枠が決まります。自分で文章の構成を考えることは必要ありません。

<3.解答に必要な知識を記憶喚起する>
さらに3つ目の手順は、答えの肝となる条文や判例などの法律知識を、頭の中から引っ張り出すことです。試験中は、条文集や判例集は参照することができませんから、頭の中の法律知識が頼りとなります。

<4.「答えの形」に法的知識をはめ込む>
加えて、4つ目の手順は、2つ目の手順で作成した「答えの形」に、3つ目の手順で記憶喚起した知識をはめ込むことです。記述式問題に解答するための最後の詰めの作業となります。作った型枠に、必要なキーワードを流し込んでいくイメージです。型枠からはみ出さないように、きれいに作っていくのがポイントです。


以上の4つの手順が一体となれば、記述式問題に解答することができるようになります。

【記述式問題が解けない理由】
「記述式問題がうまく解けない。」
「問題集の答を覚えたのに点数が伸びない。」

こんな悩みをよく耳にします。

この悩みに対して、よく見かける回答は、「知識が足りないからだ。」「問題演習量が少ないからだ」というものです。

ほんとうに、記述式問題が解けない、得点できない理由はそこだけにあるのでしょうか。

先に述べたように、記述式問題は、4つの手順を踏まえれば解答できるわけですから、4つの手順のどこかが欠けているために、記述問題に解答できないということになります。どのようにすれば、記述式問題に解答することができるようになるのか。その対策法は?と問われれば、私は、こう答えます。

「記述式問題に解答できない原因は、人によって異なります。ただし、その原因は、必ず4つの手順のどこかにあります。ですから、4つの手順のうちの、どこに自分が記述式問題の解答できない原因があるのかを把握して、それを補うことがあなたの記述式問題対策ですよ。


記述問題の演習を繰り返しながら、4つの手順のうち、自分にかけている部分を発見・修正・補強して、さらに実戦訓練を積み上げていくこと。これが記述式問題の対策ということになります。

自分の弱点を発見するためにも、この4つの手順をしっかりと記憶に刻みつけておきましょう。

次回から、今回お話しした4つの手順を解説していきます。
まずは、「1.『問い』を正確に把握する」です。お楽しみに!
(つづく)