【行政書士】
記述式対策講座・第18回 出題予想・民法②


こんにちは。TAC行政書士講座・講師の小池昌三です。

いよいよ本試験が迫ってきましたね。勉強の方は順調に進んでいることと思います。

今回は、民法の出題予想(ヤマ当て)ですよ。まず民法総則・物権分野について予想してみましょう。

ただし、この予想は行政法同様、あくまで私個人の独断と偏見に基づくものです。ご了承くださいね(笑)。

まず、今までの出題問題履歴を見てみると、前回書かせていただいた通り、過去10年20問中、民法総則から出題は、以下の2問(1問は融合問題なので、実質は1.5問ともいえます)しか出題がありません。
平成23年 総則債権各論 表見代理と使用者責任
平成25年 総  則 無権代理人に対する責任追及

この傾向からすれば、民法総則から出題される可能性はそんなに大きくはありませんが、もし出題されるとすれば、という観点から予想してみましょう。

民法は、法律要件を問う問題が多いので、民法総則でも、法律要件が問われる可能性は高いといえます。

出題分野としては、過去総則で問われているのは、「代理」からの出題です。そうすると、次は、代理以外のところ、「制限行為能力者」「意思表示」「時効」が可能性が高いといえます。

特に、その分野で出てくる要件としては、
・制限行為能力者となるための要件
・心裡留保による意思表示が無効となる場合の相手方の要件
・虚偽表示の第三者
・第三者が錯誤無効を主張できる場合
・第三者詐欺を取り消すことができる場合
・取得時効成立の要件

あたりが危ないといえます。

また、物権からの出題は、以下の5問です。
平成18年 担保物権 物上代位
平成21年 物  権 177条第三者
平成23年 担保物権 抵当権消滅の方法
平成25年 物  権 盗品の回復請求
平成27年 物  権 占有の性質の変更

まず、出題年度。奇数年に出題されています。ということは、今年、平成28年の出題はない?!
とは言い切れませんが、出題の可能性は低いといえます。

もし出題されるとすれば、物権総論からは、
・指図による占有移転
・即時取得の要件
・共有物の取扱いの要件

などが、40字程度で要件を書けるところといえますので、注意です。

また、担保物権からは、やっぱり抵当権が中心になると思います。抵当権では以下の2点が大ヤマといえます。
・法定地上権の要件
・抵当権に基づく妨害排除請求の要件

加えて、大穴としては、
・複数の抵当不動産に複数の抵当権が設定されている場合の、「簡単な」配当の計算問題です。

計算問題は、抵当権が実行された場合の配当や、相続分などで問題となります。択一でも大穴ですが、他の法律系資格ではよく出題されるところです。具体的な数字が絡んだときに、基本的な計算はできるようにしておきましょう。もちろん、計算問題といっても複雑なものではなく、基本的なものになると思います。

その他にも、択一過去問で複数回出題されている条文を眺めて、40字程度で書けそうな要件が規定されていたら、そこがヤマとなりますから、その要件はよくよく押さえておいてください。

次回は、債権分野についてヤマ当てします。
お楽しみに。

(つづく)