【行政書士】
記述式対策講座・第20回 (最終回)


こんにちは。TAC行政書士講座・講師の小池昌三です。

本試験まで2週間あまり。
受験票も届き、緊張感も日に日に強くなっていると思います。

でも、緊張感の高まりは、いままで頑張ってきたことの証明ですから、その緊張感も学習のモチベーションを上げるための糧に変えてしまいましょう!

この「記述式問題対策講座」も、今回が最終回です。長いようであっという間でした。

今回は、記述式問題について総括してみたいと思います。総括として、本試験に向けて、3つほどお話しましょう。

1.解答手順に忠実に
この講座の肝としてきたことですが、記述式問題は、どのような問題が出ても、以下の4つの手順を踏まえて問題を解くことです。

<1.「問い」を正確に把握する>
<2.「問いの形」から「答えの形」を作る>
<3.解答に必要な知識を記憶喚起する>
<4.「答えの形」に法的知識をはめ込む>

この4つの手順を使えば、問題を解く糸口が見つかります。何から書きだせばいいのか分からないということもなくなります。

「何の論点を問う問題なのか?」と、すぐに論点に飛びつくのではありません。

「どのような『問い』なのか。」
「その『問い』がどのような形をしているのか。」


を考えて、解答の「形」をまず作ってしまうことです。そうすることで、出題者が求めていることに的確に答えることができます。


2.丁寧に書く
解答を解答用紙に書くときは、1字1字丁寧に書きましょう。また、いきなり解答用紙に書くのではなく、問題用紙の下書き用の解答欄に下書きをしてから、マークシートに清書するようにしましょう。

解答が分かっているのに、誤字、脱字で失点してしまうのは、絶対に避けなければならないことです。誤字脱字と判定される要素はできる限り払拭しましょう。
そして、いままでの学習の成果を1文字1文字に込めるように解答を書いてください。


3.決してあきらめないこと
知らない問題や、難しい問題が出ても、決してあきらめないことです。難しい問題についてまで、完全な解答を書かなければならないって、思っていませんか。記述式問題は部分点があります。0点か20点というわけではありません。満点でなくても、4点、10点、12点のように、部分点を取りに行くことができるのが記述式問題です。どこかで部分点を獲ることができないか、いままで培った法的思考をフル回転させて、現場思考で結論をひねり出してください。
そのためのヒントが問題文に隠されている可能性も高いですから、問題文をよく読んで、その場で一生懸命考えて、答えを導き出すようにしてください。部分点が4点でも取れれば、択一1問分なのですから。

この3つのことを実践して、是非、記述式で5割~8割の得点を目指してみてください。



行政書士試験で、完璧な答案を書ける人は稀です。完璧な答案でなくてもいいんです。もし、分からない問題が出ても、絶対にあきらめないでください。頭をフル回転させて、一つの結論を出します。その姿勢で問題に食らいつくことが、記述式の得点を作ります。

これらのことを念頭に置きながら、本試験までの残り時間を有効に使ってください。そして、あなたが、記述式問題で高い点数を獲得されることを、心より祈っています。

全20回の「記述式対策講座」、ご受講いただき、誠にありがとうございました。
(了)

次回からは、東京の受験会場のうち2会場(明治大学・武蔵大学)の行き方をご紹介したいと思います。