【行政書士】
満年齢と数え年、そして行政書士試験の考察


みなさん、こんにちは。行政書士講座のNです。
小池先生の連載を楽しみにしていたみなさま、大変申し訳ございません。
突然私が出てきましたのは、小池先生がちょっと体調を崩してしまい、このブログ原稿が危うくなっているためです・・・。
そこで今回のブログは代打の私が担当させていただきます。
(なお、来週には小池先生が復帰しますのでご安心ください)

なにを書こうかなと悩んだのですが、小池先生がまじめな学習内容なので、私はもっと軽くて身近な内容を書いてみようと思います。

みなさんはご自身の厄年に厄払いは行かれたでしょうか?
私は20代の厄年は全然気にしておらず、気づいたら終わっていました・・・。今回は周囲から「厄払いしとけ!」と勧められた事もあり(年がばれますね)、川崎大師まで厄払いに行く事にしました。なお、本厄ではなく前厄での訪問です。

川崎大師は京急大師線の「川崎大師」から歩いて5分強です。駅を降りたらすぐ「川崎大師 表参道 厄除門」が見えますので、道なりに進めば到着します。表参道は商店街のようになっていて、くず餅(久寿餅)などを売っていてついつい食べたくなります。さらに進んでいくとトントンとリズミカルな音が聞こえてきます。包丁で飴を切る音です。「とんとん飴」というのでしょうか、かなり有名のようですね。
そのほか、お饅頭・お煎餅などもあって目移りします。私の視点は食べ物ばかりでしたが(汗)、そのほかおみやげものも売っていますからいろいろ見てみてください。

さて、無事に川崎大師に着いたらそこで申込書を記入します。住所・氏名・年齢・目的(厄除や商売繁盛などを選ぶ)を書きます。あと、お参りの最後に「木札」か「懐中紙札」がもらえるので、どちらがよいか選びます。私は「木札」を選びました。

と、ここで問題が・・・。私は「前厄」と思っていったのですが、記入台に置いてあった「厄年早見表」では「前厄」ではなく、来年が前厄になっていました。つまりまだ厄年ではない・・・?当惑していたところ、係の方が声をかけてくださりました。事情を相談したところ、「この早見表は満年齢表記になっています。数え年ですと前厄ですから、数え年を記入してくれればよいですよ」と言われました。そこで数え年を記入し、申込できました。
お堂で一緒に「南無大師遍照金剛」と唱えて、最後に木札をもらって終わりです。全部で40分ほどでしょうか。無事に厄払いも終わり、ほっと一息です。

さて、年齢の数え方には、満年齢と数え年があります。通常の生活では「満年齢」ですね。生まれて「0歳」、次の誕生日で1歳という形です。
一方、数え年は生まれた瞬間に「1歳」で新年を迎える毎に1歳加える数え方です。ですから、12/31に生まれた赤ちゃんを数え年で数えると、すぐに2歳になりますね。

このようにどのルールを採用するか・どのように解釈するかによって、結果が違ってくるということがあります。これは法律を学習している中でよくある事だと思います。

法律は「社会のルール」です。そしてなるべく共通したルールとするために抽象的に定められていますから、それを個別・具体的な事例にあてはめたらどうなるの?というのが判例です。
行政書士は、行政へ提出する書類を作成するプロフェッショナルです。そして、その行政は法律と判例をベースにして動いています。ですから行政書士は法律と判例を学ぶ事で行政側の判断基準を知ることができ、その結果国民と行政の架け橋になれるのです。。

学習経験が豊富な方の中には、「合格できないのは知識が足りないからだ。だからもっと難しいことを勉強しなければ」と思ってしまい、判例を飛び越して「学説」まで手を広げる方がいます。学説まで学習を始めるとより一層「法律」を勉強している気になりますし、「法律がおかしいのではないか。判例はこう言っているけど、本当はこうなんじゃないか」と法的思考が出来ている気にもなります。

しかし、行政書士試験合格という観点だけから考えますと、学説学習は不要です。場合によっては有害でもあります。
なぜなら行政書士試験は「法律」と「判例」に従って試験問題が作成されているからです。問題文にも「法律に照らして」「判例に照らして」選べ、と書かれていますよね。
試験に合格するには素直に「法律だとこういうルール」「判例だとこういう判断をする」という視点で問題を解く必要があります。
例えば、「判例だとAという結論だが、学説だとBという結論」になる問題があるとします。行政書士試験では、どちらが正解でしょうか。判例に従うのですから、Aが正解になります。しかし学説にとらわれるとBという結論にしてしまいますね。Bは行政書士試験的には誤りですから、得点できません。これは「学説が間違っている」とか「おかしい」という意味ではありません。あくまで「行政書士試験は判例に従っており、その判例だとAと結論するのだから、Aと答えなければならない」ということです。


合格発表が終わり、再起を考えている学習者の方もいらっしゃると思います。今一度、自分の学習は法律と判例に素直に従っているのか一考していただけると今年の合格がぐっと近づくと思います。学説を学びたいのであれば、それは合格してからのお楽しみにとっておきましょう。

また、社労士ブログでも面白い記事がありますので、ぜひお読みになってみてください。




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