【行政書士】法令択一攻略講座⑭
行政法攻略の第一歩


こんにちは!TAC行政書士講座・講師の小池昌三です。

新年度。新学期。4月も終わりに近づき、新入社員の方も、新入生の方も、新しい環境に慣れてきたところではないでしょうか。

今回の法令択一徹底攻略講座は、いよいよ行政法です。

行政書士試験の本丸は?と問われれば、それはもちろん行政法です!行政法は、行政書士試験の中でも、配点は一番大きく、メインとなる科目です。
行政法を攻略せずして、行政書士試験合格なし!です。

そこで、まず最初に、行政法の特性について観ていきたいと思います。


行政書士試験の本丸とは言いつつ、行政法が不得意な方は多いと思います。なぜでしょうか?

それは、行政法独特の専門的な用語が多く、具体的なイメージがわきづらいからなんです。普段使わない用語のオンパレード。

「諮問機関」
「公物」
「訓令・通達」
「法規命令」
「行政指導」
「覊束行為」
「下命」
「公定力」
「不可争力」
「瑕疵の治癒」
「附款」
「代執行」
「秩序罰」
「聴聞」
「不利益処分」
「教示」
「抗告訴訟」
「反射的利益」
「原処分主義」
「法定受託事務」
などなど、挙げ始めたらキリがありません。

行政法を得意科目にするためには、その第一歩として何をすればよいのでしょうか。その答えは英語学習の中にあります。

たとえば、
I love you.

私はあなたを愛しています。ですね。

この意味が分かるのは、単語の意味が簡単だからです。では、単語をほんのちょこっとだけ難しくしてみます。

Everybody needs somebody. はどうですか?
みんな誰かを必要としています。ですね。

I love you.と構文は同じですので単語の意味が分かれば簡単ですが、単語の意味が分からなければ、途端にその意味は全く分からなくなってしまいます。

では、分からなかったらどうするかというと・・・

単語を辞書で引いて一生懸命に覚えるわけです。

行政法もそれと同じ面があります。
用語の意味が分からないために、簡単な文章の意味も分からなくなってしまう。

一つの文章を読んでいると、分からない用語がたたみ掛けるように出てくるので、気付いたら、文字の上をただ目が追っている状態になり、そしてついには夢の中へ、ということに(笑)。

では、どうするかというと、
用語の意味を徹底的に頭に叩き込む!
わけです。





法律は日本語ですから、英語のように構文を気にする必要はありませんし、また、民法と異なり、条文や判例自体が難しいわけでもないので、用語を一つ一つ押さえることができれば、それだけでも行政法の学習が楽になり、そして得点も大きく伸ばすことができるようになるわけです。

それでは今回は、用語学習の重要性がわかる問題を解いてみましょう。
では、今回も問題を解いてみましょう。平成6年第37問です。


行政法・出題例)

【問題】行政行為の効力に関する次の記述は正しいか。
1 不可争力とは、行政行為に瑕疵があっても、その瑕疵が重大かつ明白でない限り、それを有効なものとして通用させる力をいう。


【正解】×
1 これは、公定力の説明です。不可争力とは、行政行為に対しては法定期間内に限り争訟が認められ、この期間経過後はその効力を争い得ないことをいいます。公定力、不可争力という用語を押さえていれば簡単に解ける問題ですが、押さえられていなければ、どれだけ時間をかけても解けない問題です。


次回は、行政法の一般的な法理論を攻略します。
(第14回 終了)





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