【行政書士】日本国憲法の話

今だから、もういちど憲法を読み直そう


こんにちは!TAC行政書士講座・講師の小池昌三です。
今年は、暑さが厳しいですね。連日、気温30度を超える日が続きます。熱中症には十分に気を付けてください。
また、九州や佐渡、秋田など、各地で水害が発生したり、この前は、東京でも雹が降ったり、豪雨で電車が止まったりしていました。天気の変化が目まぐるしいですが、早く、落ち着いてくれることを願うばかりです。

さて、このところ、政治が騒がしくなっています。
加計問題や、自衛隊の報告書の問題など、安倍内閣の政権運営について、様々な問題点が出てきています。実際に、どのようなことが行われたのかはかは、いまだはっきりしません。
ただ、そもそも政治とは、私たちの豊かで幸せな生活を実現するために存在しているわけですから、このようなことが取りざたされないような清廉な政治を、これからも期待するばかりです。

それらの問題点は一つ置いておいて、安倍内閣の目玉の一つが「憲法改正」であることは、みなさんご承知の通りです。
5月には、「2020年の施行を目指す改憲」を強調していますし、また、6月には、今年の秋の臨時国会に、自民党独自の改正案を提出する考えを示しています。
いよいよ現実味を帯びてきた憲法改正です。

ここで、憲法について考えてみると、憲法は、小学生や中学生のときに、社会科で学習します。しかし、学習した内容といえば、基本的人権の尊重、国民主権、平和主義、の三大原理ぐらいのものです。
そもそも、憲法というのは、どのような役割をもっていて、なんのために存在しているのかを知らない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

まず、憲法というのは何なのでしょうか。
簡単にいうと、国のあり方を決めるものが憲法です。私たちが決めた憲法に従って、国家は運営されます。ですから、憲法のあり方が、その国のあり方を決める、行く末を左右するといっても過言ではありません。

憲法を改正することについては、賛成する意見、反対する意見があります。ゆくゆくは、私たちは、改憲に賛成するか、反対するかを、決めなければならないことになります。
しかし、現在の憲法がどのような内容を持っているかを知らなければ、そもそも、改正がいいのか、悪いのかを判断することはできません。
そこで、憲法改正が叫ばれる今だから、もう一度、私たちの憲法を読み直してみましょう。

最初の今回は、憲法制定の経緯から。少し歴史的な話になりますが、押さえておきましょう。

1945年、日本は、第二次世界大戦で、連合国に無条件降伏し、ポツダム宣言を受諾します。
その後、いわゆるマッカーサー草案(連合国の総司令部の案)を考慮する形で、日本国憲法案が作成されます。
マッカーサー草案では、マッカーサー三原則がありました。

《マッカーサー三原則》

1.天皇の職務・権能は、憲法の基づいて行使され、国民の基本的意思に対して責任を負う。
2.国家の主権的権利としての戦争を放棄する。軍隊は持たず、交戦権もない。
3.日本の封建制度の廃止。



こうしてできた日本国憲法草案が、1946年、帝国議会で審議され、修正を加えて可決されます。
そして、1945年11月3日に公布され、翌年、1947年5月3日に施行されました。

この日本国憲法では、三本柱が定められています。

《日本国憲法の三大原理》


    1.基本的人権の尊重
2.国民主権
3.平和主義



次回から、これらの原理が宣言されている前文から、憲法を実際に読んでいきましょう。

以上



【お知らせ】
TAC行政書士講座では、各校舎でガイダンスや講義を行っています。
また開講日は予約不要・無料で実際の講義(基本講義)を受ける事ができます。
ご興味がありましたら、ぜひお気軽にTAC各校舎やカスタマーセンターまでお問い合わせください。


TAC行政書士講座のホームページはこちら