【社会保険労務士】社労士ライセンスだけで生業が成り立つのか


 みなさん、こんにちは。
 今回から門下生に引き継ぐとお伝えしていましたが、今はちょうど8月の試験対策に向けての教材作成に1年間で一番忙しい時期でして、担当の門下生たちの労働時間が長くなってしまっているので、今回も引き続き、私ボブが担当させていただきます。
 この労働時間については、社労士の試験科目の1つである「労働基準法」で学習することになりますが、労働者に何時間でも働かせていいわけではなく、決められた範囲内でしか働かせることができません。このように労働基準法では、働かせる上で使用者が最低限守るべき労働に関するルールが定められています。自分の会社のルールと照らし合わせて、「うちの会社は労働基準法違反している!?」などいろいろな発見があるかもしれませんね。

 さて、前回までは社労士全般の概要について触れていきましたが、今回は、社労士ライセンスだけで生業が成り立つのかということについて触れていきたいと思います。
 現在、世の中は、労働・医療・年金問題で揺れ動いている真っただ中ですので、社労士は十分需要がある資格といえます。しかし、弁護士、税理士なども同じですが、いわゆる士業はいくら資格を取ったとしても、それを生かさないことにはただの肩書で終わってしまい、資格を取るための今までの苦労が水の泡となってしまいます。単なる肩書だけで仕事が回ってくるほど世の中は甘くありません。どんな仕事もそうですが、携わっている仕事を熟知していないと説得力のない中途半端な営業になってしまい、競合他社が多い中では当然のように淘汰されてしまいます。生業として成り立たせるためには、きちんとした知識を身につけ、会社にフィードバックできるような行動力を身につける(営業力を磨く)ことが大事です。そうすれば、社労士ライセンスだけでも十分食べていけるでしょう。
 さらに、社労士の他に自分にとって必要な資格を複数取得して業務の幅を持たせるダブルライセンス、トリプルライセンスを目指すのもよいでしょう。ダブルライセンス、トリプルライセンスのメジャーなものとしては、社労士と税理士・行政書士・中小企業診断士の組み合わせが挙げられます。ただし、労力・時間・お金を無駄なものにしないためにも本当に必要なライセンスであるかどうかをよく見極める必要があります。また「自分にとって本当に必要なもの」という意識がなければ、学習意欲も湧かないので、なかなか試験に合格できない可能性もあります。いくつも資格があるということで仕事の幅を拡げるきっかけにはなるかもしれませんが、どの資格も専門性が要求されます。常に法改正など最新の情報を得ておく必要があります。「自分がやる仕事にはあと中小企業診断士の資格も絶対に必要だ!」と強い気持ちがあれば是非チャレンジしていただきたいですが、中途半端な資格ホルダーになるくらいなら社労士を極める方がよほど意味のあるものになるでしょう。
 なお、年金アドバイザーメンタルヘルス・マネジメント検定は、社労士の業務と密接的に関連があり、実用的で資格取得にさほど負担感がないので、社労士とのダブルライセンス、トリプルライセンスにお勧めできます。

 いずれにしても、社労士に興味を持たれたのであるならば、まずは社労士に挑戦してみましょう。実生活に直結することが多いので知っていて損することは無いはずです。

 次回からは、試験に関することはもとより、会社でよくありがちな事案、時事ネタなど社労士に関して幅広く紹介していくことになると思います。引き続きよろしくお願いいたします。