【社会保険労務士】「休憩時間とは?」



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「休憩時間とは?」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 今日は6月3日。そろそろ梅雨も本格化する少し憂鬱な季節になってきました。ふと、カレンダーを眺めていたところ、今年から、8月には新しく「山の日」という祝日が出来、1年の中で6月だけが祝日がない!という異常事態?になっています。。。。「雨の日」でも作れば良いのにと思うのは私だけでしょうか?もっとも「山の日」は、8月11日なので、学生の方は夏休み中ですし、社会人の方も「お盆休み」ということで、あまり世の中に恩恵のない不思議な祝日という感じがします。(経済効果あるんかい?)

 さて、先週のブログの中で『最初に入社した会社を6年半で辞めて、新しい会社に転職した』と書きましたが、その2つ目の会社は、ちょっと不思議な会社でした。始業が午前10時30分・終業が午後8時。ん?「拘束時間が長い会社だな?9時間30分??」 面接の際は、次のような説明でした。「休憩は、45分間。8時間を超えた労働に対しては、残業代を支払うので、この条件で働けますか?」というもの。当時は、労働基準法の「ろ」の字も知らなかったので、残業代がきちんと出るなら良いかな、という軽い気持ちで入社しました。でも何となく、休憩45分というのは、法律違反ではないかな?と思ったりもしていました。そこで、入社後、先輩社員にそれとなく

私「休憩時間45分間って、法律違反じゃないですか?」と尋ねると、

(そうそう、当時はまだインターネットが普及していなくて、パソコンで調べるという習慣がない時代でした。1997年ごろの話です。しかし、その2~3年後には、インターネットが爆発的に普及し、世の中の状況は一変するわけですが。。。。)

先輩社員「労働基準法で、休憩は45分与えれば良いとなっているんだよ。だから、法律違反じゃないんだよ。」
私「へ~~そうなんですか。てっきり、休憩というのは1時間だと思っていました。それにしても、何だかせこいですね。」

ところで、この会社の休憩時間の規則は本当に法律違反にならないのでしょうか?

労働基準法第34条には次のような休憩の規定があります。
「使用者は、労働時間が6時間を超える場合においては少なくとも45分、8時間を超える場合においては少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。」という規定です。つまり、分かりやすく言うと、次のようなことです。

6時間以内 与えなくてよい
6時間超8時間以内 45分以上
8時間超 1時間以上


 さて、私が働いていた会社ですが、拘束時間が9時間30分に対して、休憩時間が45分間、労働時間が8時間45分です。つまり、労働基準法に違反していたのです。労働時間が8時間ちょうどであれば、休憩は45分でもぎりぎりセーフですが、労働時間が8時間超なので、これはアウトです。でも、その代わり?に残業代だけは、なぜかきちんと支払ってくれました。(残業代をきちんと支払うと、良い会社のように思えてくるのが不思議ではありませんか?それほど、今の日本にはブラック企業が多いということでしょうか??)

 後年、私が労働基準法をきちんと勉強して衝撃を受けたのが、『6時間以内であれば休憩を与えなくてよい』ということと、『8時間ちょうどの場合は休憩は45分間でよい』ということでした。
 もちろん、これは最低基準なので、労働者に有利なように就業規則を作成することは可能です。例えば、所定労働時間7時間、休憩1時間というような規則です。大学生の方は、就職活動をするときに所定労働時間と休憩時間を調べるだけでも、その会社が労働者に優しい会社なのか、そうでない会社かの判断がつく材料になると思います。

つづく。