【社会保険労務士】
「 私が救われた、一通のお礼状 」



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こんにちは。今日は12月9日。今年も残り約3週間ということですが、皆様はどんな12月を過ごす予定でいらっしゃいますか?お酒好きな人にとっては、嬉しい季節でもあるとともに、財布の中は、日に日に寒くなる季節だと思います。
個人的には、池袋駅近くの立教大学のそばに野球ファンが集まる小さな居酒屋(カウンター8席、こあがり6席)がありまして、そこに衛生管理者のごとく、週に1回は訪れています。(労働安全衛生法の知識がある人であれば、笑う所です。)
家庭的な居酒屋なので、カウンターに座ったもの同士、すぐに意気投合し、仲良くなれるのが良いところです。また、サラリーマン・OLのお客さんが多いので、自然と仕事の話になったりします。(1人で飲みにくる人がほとんどです。)
まあ、サラリーマン・OLが集まると、少なからず転職の話題も出ます。
知人「今の仕事、辞めたいんだけど、どうしたらいいですかね?」
私 「まあ、どんな仕事も楽な仕事はないですよ。必ず人間関係に悩んだりするものですし、理想的な職場は、めったにないと思いますよ。」

『たいていの仕事に就いている、
たいていの人たちは、
たいていは定期的に仕事を辞めたくなる。
新入社員に限らず、5年目でも10年目でも、
たいていは定期的に仕事を辞めたくなる。

自分なりに頑張って作った資料が酷評されたときとか、
学生時代の友人と飲みに行って年収の差が300万円もあると知ったときとか、
地名も知らないような町への転勤が決まったときとか、
自分より年下が出世したときとか、
仕事を辞めたい誘惑はそこら中に潜んでいる。
友人に相談しても、家族に相談しても簡単に解決できるものではない。

私自身、以前働いていた宝飾品の販売業で、
今日こそは辞表を提出しようと思っていた朝、出社してみると、
机の上に一通の手紙が置かれていた。

お客様からの、お礼状だった。
接客の姿勢に対する感謝のお礼状。
わざわざ書いてくださったお礼状。

メールや電話でも済むはずなのに、
わざわざ書いてくださったお礼状。
お客様がくださった「ありがとう」の言葉
涙が出るほど嬉しかった。

それを読んだ瞬間、少しは心が救われる。
一文字一文字が忘れさせてくれる
辞めたい衝動を忘れさせてくれる
その一文が、新たなやる気を起こさせてくれる。
誰のために仕事をしているのか?
上司や同僚からの評価のため?
いや、お客様からの「ありがとう」のために仕事をしているのだと思う。

〔マリッジライフプランナー安東徳子氏「ごきげん語録」より構想引用〕

私は、販売業に10年以上携わったのですが、こんな気持ちの連続でした。
読者の皆様の中で、接客業や営業職など、対面の仕事をされている方も多いと思います。
接客業特有の難しさは、経験した人にしか分からないと思います。対面の販売業に比べれば、社労士の勉強なんて楽なものだと思いませんか?社労士の勉強自体は、自分自身がきちんと努力すれば、ある程度結果はついてくるものだからです。
私たち、予備校の仕事も、ごくたまに届く「ありがとう」の言葉に勇気づけられています。

さて、そうは言っても、現実的には勤めていた会社を退職するときもあります。そんな時、失業生活の支えになるのは、基本手当です。(急に勉強の話に突入します!)
基本手当をもらうためには、当然ですが、失業していることが大前提です。
さて「失業」の定義は、皆様、覚えていますか?
「失業」とは、被保険者が離職し、労働の意思及び能力を有するにもかかわらず、職業に就くことができない状態にあることをいう。
ここでのキーワードは「被保険者が離職」というところです。
総合本科コースの収録担当のO講師(恩師です)がよく例え話に使うのですが、ある居酒屋で数年前の教え子と偶然再会した場面で、

教え子 「あれ、O先生、こんなところで飲んでいていいんですか?今日は月曜の夜ですから、TACの渋谷校で講義があるんじゃないんですか?」
O講師 「あ?いいんだよ!TAC、クビになったんだよ!失業したから、やけ酒飲んでるんだよ。」
教え子 「あれ?でも、それおかしくないですか?」
O講師 「そうだろ、何で俺がクビにならなきゃいけないんだよ。まったく!」
教え子 「いや、そういう意味ではなくて。。。O先生は、第1号被保険者(自営業)だったので、第2号被保険者(会社員)ではなかったわけですから、雇用保険料も納付していないですし、先生の場合は、被保険者が離職したという条件に当てはまらず、失業とは呼べないのではないでしょうか?

という啓蒙的笑い話のおかげで、「失業」の定義は、1回の講義で覚えたことを思い出します。
つくづく記憶は、回数ではなく、印象だと思います。


つづく。