【社会保険労務士】
「 午後10時30分、地下鉄半蔵門線で出会った親子 」



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こんにちは。今日は12月23日。今年も残り約1週間になりましたが、読者の皆様の仕事納めは何日でしょうか?私の場合は、12月28日なので、あと3日、会社に行けば正月休みです。
毎年のことですが、年末年始の休みというものは、あっという間に過ぎ去ってしまうので、本当に楽しいのは、休みの直前の日のような気もしますが、皆様はどのように感じますか?

さて、12月というのは旧友とお酒を飲む機会も多くなるわけですが、先日、旧友の指定で恵比寿駅近くの居酒屋、「薩摩じんべい」というお店で飲みました。
魚料理がメインで、日本酒も種類があり、日本酒と言えば東北のお酒が美味しいということで、福島県の「写楽」というお酒を飲みました。薩摩藩のお店で、会津藩のお酒を飲むということに、少し不思議な感じを抱いたのですが、お酒と刺身の美味しさを堪能し満足な時間を過ごしました。
2~3時間ほど飲んでお開きとなり、帰路についたのですが、恵比寿から山手線で渋谷に出て、そこで地下鉄半蔵門線に乗り換えました。
渋谷駅で運よく座れて「よかった~」と思ったのですが、1つ目の駅の表参道で、1組の親子連れ(30代後半位の綺麗なお母さんと、4~5歳位の女の子)が私の目の前に立ちました。
この時、夜の10時半を過ぎていたと思います。
女の子「座りたいよ~」
母  「我慢しなさい」
女の子「え~~~~~」
私  「もし、よかったらどうぞ」
母  「あ、すみません。ありがとうございます。」
私  「いえいえ、気にしないでください。」
お酒を飲んでいて気分が良かったのか、いつもは席を譲らないのに、なぜか譲りました。で、青山一丁目、永田町、と電車は進み、半蔵門駅に着くと 母  「あ、どうも、ありがとうございました。」
と言って、その親子連れは、半蔵門駅で降りていきました。。。。

夜の10時半に半蔵門駅で降りる???
半蔵門駅に乗り換えなんてあったかな??
急いで、スマホで調べると、半蔵門駅には乗り換える路線はありません!!
つまり、半蔵門駅界隈に住んでいるセレブ様だったのです。。。
なぜか、酔いが醒めましたね。急に現実に戻されたような感じでした。

さて、5歳くらいの子どもと社労士の試験科目とどのような関係があるでしょうか?
代表的なものは、育児介護休業法だと思います


育児休業そのものは、最長で1歳6か月まで取得することが可能です。このあたりの規定までは、覚えている人も多いと思います。

では、3歳未満の子を養育する労働者の権利として規定されているものを思い出すことができますか?(段々と難しいですよ。)
正解は、「所定外労働の制限」です。
事業主は、原則として、3歳未満の子を養育する労働者が請求した場合においては、事業の正常な運営を妨げる場合を除き、所定労働時間を超えて労働させてはいけません。(あくまでも、労働者が請求した場合ですので、残業禁止というわけではありません。)


その次に、3歳を超えた場合はどうなるか、気になりますね。
「時間外労働の制限」という規定があります。
事業主は、原則として、小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者が、その子を養育するために請求した場合には、事業の正常な運営を妨げる場合を除き、1か月について24時間、1年について150時間を超える時間外労働をさせてはいけません。
つまり、まだ小学校に入学する前の小さな子どもがいる場合は、残業時間に制限があるということです。


もう1つ、「深夜業の制限」という規定もあります。
事業主は、原則として、小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者が、その子を養育するために請求した場合には、事業の正常な運営を妨げる場合を除き、午後10時から午前5時までの間において労働をさせてはいけません。

これも、ひらたくいうと、まだ小学校に入学する前の小さな子どもがいる場合は、深夜労働させることは、原則として、禁止ですよということです。

このように、子どもの年齢に応じて、最初は育児休業から始まり、3歳まで、小学校入学までとそれぞれに区切りがあり、適用される規定も微妙に変わります。
子どもがいる人はイメージしやすいことでしょう。また、子どもがいない人でも、甥っ子や姪っ子のことを考えると、何となくイメージが浮かんで、育児介護休業法の整理ができると思います。

なお、年内の社労士ブログは、これが最終号です。今年1年お読み頂き、誠にありがとうございました。新年の社労士ブログは、1月6日からです。引き続きご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。
それでは、みなさま、良いお年を。

つづく。