【社会保険労務士】
「 大関の特例復帰制度について 」



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こんにちは。今日は3月3日。あっという間に2月が終わり3月になりました。先週も書きましたが、2月は本当にネタが少なくて困りました。書けるときには、ほんの数時間で書き終わるこのブログですが、書けないときには、1週間たっても、構想さえ浮かびません。
何かに感動しないと筆は進まないということです。(パソコンで書いていますが、あえて、筆と表記しました。パソコンという表現では、文学的な響きが出ないので。)

そういえば、たまに受講相談などで、社労士の学習を始めるかどうか迷っている人で
「私は、法学部出身ではないので、社労士の勉強をしても、合格は難しいでしょうか?」
「合格する人は、法学部出身の人ですか?」
という質問を受けたことがありますが、まったく気にしなくてよいと思います。
私は文学部出身で、法律の学習は、どちらかというと嫌い(苦手)でした。そんな私でも1回で合格できたので、社労士試験というのは、国家資格の中では少し異色の試験なのかもしれません。(何学部であれ、試験慣れしている人が有利だと思います。それと、合格点を意識して学習できる人が受かりやすいです。100点満点を狙う試験ではありません。)

さて、3月の楽しみのひとつは、大相撲春場所の開催だと思います。久しぶりの日本人の新横綱 稀勢の里が、どんな相撲を取るのか多くの相撲ファンが注目していることでしょう。私が注目しているのは、少し変わっているかもしれませんが、大関の照ノ富士と関脇の琴奨菊です。

大関の照ノ富士は先場所負け越して今場所がカド番です。大関在位11場所で実に4度目のカド番です。まだ25歳と若いですが、大関から陥落してしまうと、再度、大関に戻るのは容易ではありません。ここが力士人生の正念場だと思います。地位や肩書きが人を作ると言われていますが、大関から落ちてしまうと、そういう「オーラ」みたいなものも消えてしまうので、大きな分岐点だと思います。

一方、琴奨菊は、2場所連続で負け越してしまい、32場所守ってきた大関から陥落して今場所は関脇です。大関から陥落した最初の場所で、10勝以上をあげれば、大関に復帰できるという特例措置があるのですが、この特例復帰を成し遂げたのは、長い歴史の中でわずかに4名(三重の海、貴ノ浪、武双山、栃東)しかいません。
※三重の海は、昭和51年1月に大関に昇進したが、わずか3場所で関脇に陥落。ところが陥落した直後の場所で10勝5敗で大関復帰。その後も「弱い大関」として有名で、負け越しと8勝7敗を繰り返していたのだが、昭和54年、突如、別人のごとく変身し、3場所合計37勝8敗の成績で横綱に昇進、昭和55年1月には全勝優勝と信じられない強さを発揮したものの、横綱在位わずか8場所で引退という、波乱万丈の力士だった。

昨年の琴奨菊は、初優勝、そして結婚と「わが世の春」という状況から、その後、ケガなどによって不調に陥り、1年後に引退の危機が訪れるとは、人生は何が起こるかわかりません。
5年間にわたり「大関」と呼ばれていた力士にとって、関脇という地位は屈辱的なものでしょう。何とか10勝して、復帰できるか注目したいと思います。

さて、「原則と特例」というのは、社労士試験でもよく問われる論点ですが、国民年金法の障害基礎年金の保険料納付要件のところで出てきます。

原則は、初診日の前日において、初診日の属する月の前々月までの期間内に、保険料納付済期間と保険料免除期間がその被保険者期間全体の3分の2以上を満たしていなければ、障害基礎年金を受給することはできません。
ただし、これでは、滞納(未納)期間が多い人は要件を満たすことができません。
そこで、特例として、65歳未満の人の場合は、直近の1年間に滞納(未納)期間がなければ、要件を満たしたことにしています。

ここで注意しなければならないのは、いずれの場合も、「初診日の前日」においての保険料納付要件を判断するという規定です。
これは、逆選択を許さないという原理に基づくものです。もし、初診日の当日で判断することになると、ずる賢い人の中には、ケガをして入院したその日に、慌てて保険料を納付して、保険料納付要件をクリアしようという人が出てくる可能性があるので、このように「初診日の前日」で保険料納付の要件を判断することになっています。
※「逆選択」という言葉は、選択式問題などで狙われる可能性があるので、注意しておきましょう。

つづく。