【社会保険労務士】
「 紛争解決手続代理業務試験の思い出 」



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こんにちは。今日は3月31日。3月31日というのは年度末なので、大晦日よりも、実質的な意味で大晦日のようにも感じます。社会人になって25年以上経ちましたが、過ぎてしまえば、あっという間でした。
世間的には、何かの勉強を始めるのには4月から始める人も多いと思いますが、社労士受験生の皆様にとっては、4月からの残り4か月半が追い込みの時期となるので、いよいよアクセルを入れる時だと思います。

さて、今年1月6日付のブログで、読者の皆様に対して、「試験を受けることを誰かに公表した方が、合格しやすいですよ。」とアドバイスをしたわけですが、当の私が、言行不一致なことをしてしまいました。

実は、昨年の11月、特定社労士の試験を受けたのですが、その合格発表が3月17日にあり、何とかギリギリ合格することができました。(試験日から合格発表まで、4か月もかかるのは、全て記述・論文試験のため、採点に時間を要するためです。)
今回の試験は自信がなく、誰にも伝える勇気が出ませんでした。(昨年、失敗したこともあり、自信喪失していたので。。。)ですので、前言撤回というわけでもないのですが、誰にも伝えず、秘密で受けても受かるときは受かるし、落ちるときは落ちるということなのかもしれませんね。

特定社労士というのは、「社労士法」で学習するので皆様の中にはご存知の方もいるとは思いますが、簡単に言うと、紛争解決手続代理業務を行うことができる社労士ということです。皆様も社会保険労務士試験に合格した後は、ぜひ、特定社労士にも挑戦して頂きたいと思います。

特定社労士になるためには、まず、社労士会の研修を受けなければならないのですが、この研修が、苦しくもあり、楽しくもあり、とにかく面白いのです。
第1段階として、1日6時間のビデオ講義を5日間(合計30時間)受講します。なお、遅刻した者は、失格となります。とても厳格です。
第2段階として、10人位のグループ研修が3日間(合計18時間)あるのですが、このグループ研修が、とても面白いのです。あるテーマ(私が受けたときのテーマは、回転寿司店のアルバイトさんが、入店して3か月後には、正社員の店長に昇格し、サービス残業を強いられ、会社と争うという議題でした。)に従い、どこが違法でどこが適法なのか??労働者側の代理になる場合と、経営者側の代理になる場合と両方を話し合います。

この議題が実に巧妙に出来ていて、経営者は、いわゆるブラック企業、一方の労働者は、勤務不良社員(勤務不良社員なのに、なぜ、店長に指名されるの?というツッコミどころ満載なわけです。)という設定です。
午後9時45分までの営業時間で、午後10時までに仕事を終えろ、という飲食店では通常ありえないことを就業規則で定めてしまっているような会社で、何とも笑ってしまうような話なのですが。。。
Aさん「寿司屋さんで、午後9時45分までの営業で、午後10時までに帰るというのは、不可能では?深夜残業代金を支払いたくないから、無理なことを言っているのでは?」
Bさん「回転寿司なので、寿司はあらかじめ作って回しているだけだとしたら、うまくいけば、10時に帰るのも可能では?」
などと議論をし、終わったあとは毎回、飲み会を開いていました。

第3段階は、ゼミナール研修というものが3日間(合計15時間)あり、このゼミナールでは、現役の弁護士の先生が講師となり、双方向型の講義を受けます。次々に受講生が指名され、弁護士の先生の質問に答えるという形式です。
トータル11日間(63時間以上)の研修を終了した者が、紛争解決手続代理業務試験を受けることになります。(ちなみに、合計6回、飲み会がありました。)
平均合格率は、60%位ですが、全員社労士登録者なので、意外と難しい試験だと思いました。半分くらい合格して、半分くらい落ちる試験というのは、心理的に嫌なものです。1年目は、試験の2日前に、東京ドームの世界野球、日本対韓国戦(プレミア12)を観戦に行くなど、試験を舐めていて痛い目にあいましたので、今回は、試験直前1週間は禁酒して勉強に専念していました。

さて、平成23年の社会保険に関する一般常識では、次のような問題が出ています。

具体的な個別労働関係紛争について依頼者があっせん等によって解決する方針を固めた以降に行われる紛争解決手続代理業務受任前の当該紛争に係る相談は、紛争解決手続代理業務に含まれないため、特定社会保険労務士でない社会保険労務士も行うことができる。

○か×か分かりますか?
正解は、×です。これは、設問の相談は、当然に紛争解決手続代理業務に含まれるため、特定社会保険労務士でない社会保険労務士は行うことはできません。

個人的には、弁護士の先生のゼミの15時間は、とても勉強になりました。当たり前かもしれませんが、弁護士の方々の頭の良さ(いろいろな意味での)を感じました。
※飲み会は、自由参加なので、強制ではありません。私としては、勉強もしてお酒も飲めるというとても楽しい日々でした。

来週につづく。