【社会保険労務士】
「 選択式 攻略方法を考える 」



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こんにちは。今日は8月4日。本試験まで、あと3週間となりました。
受験生の皆様にとって、いよいよラストスパートの時期だと思います。

今日、8月4日は、ビアホールの日とされています。
1899年8月4日、東京・銀座に、現存する中では日本で最も古いビアホール「ヱビスビヤホール」が開店しました。これを記念して、ヱビスビヤホールの後身である銀座ライオンが制定したそうです。
毎日、暑い日が続くので、仕事帰りにちょっと1杯といって、お酒を飲む方も多いと思われます。翌日、仕事が休みの場合は、多少羽目を外して飲んでもいいかもしれませんが、次の日が仕事の場合には深酒は禁物です。
平成24年の労災保険法の本試験で次のような問題が出ました。

『寝過ごしにより就業場所に遅刻した場合は、通勤に該当することはない。』

○か×か分かりますか? 正解は、×です。寝過ごしにより就業場所に遅刻した場合は、時刻的に若干の前後があっても就業との関連性が認められます。他の要件を満たす限り通勤に該当することとされています。ひらたく言うと、遅刻した場合でも通勤には該当するということです。

一方、似たような問題で、次のような問題も出ました。

『運動部の練習に参加する目的で、午後の遅番の出勤者であるにもかかわらず、朝から住居を出る等、所定の就業開始時刻とかけ離れた時刻に会社に行く場合も、通勤に該当する。』

○か×か分かりますか?
正解は、×です。この場合は、通勤には該当しません。この設問の行為は、業務以外の目的のために行われるものと考えられるので、就業との関連性はないというわけです。
通勤に該当するか否かは、難しいものがありますので、苦手な方は、テキストを再度丁寧に読んでみましょう。

さて、試験まであと3週間で何をすれば良いか??悩んでいる人もいると思われますが、そのように悩む時間があるなら、問題を1問でも多く解くべきだと思います。
最終的には、試験で高い得点を取らなければ、合格することはできません。

出題確率の低い重箱の隅の論点に固執したり、例えば書類の届出期限の問題で、何で「5日以内?」何で「10日以内?」何で「速やかに?」などという疑問は、法律が異なるから規定も異なるとしか言いようがないものが多いのが事実です。
皆様の今の勉強のベクトルは、合格するための方向にきちんと向いていますか?
勉強のベクトルの方向を意識することは、難関試験に合格するためには重要なところです。

過去問を繰り返し解いた方は、お分かり頂けていると思いますが、試験に出ないような細かい箇所や立法趣旨にこだわりすぎるのは、「合格」のためには時間がもったいないと思います。
毎年「速修本科生」で6箇月の短期間学習で合格する方が何名もおられますが、このような方々は試験勉強の「コツ」というものを掴んでいるのです。
社労士試験は幸いにもマークシート試験なので、そのあたりの試験の特徴を意識した勉強をしてみましょう。

さて、模擬試験などで、択一式問題で高い得点を取った方は、選択式問題対策に頭を悩ませていることだと思います。
私自身も受験生当時、模擬試験で択一式問題には絶対的な自信を持っていましたが、選択式問題だけは、試験の当日まで不安を抱えていました。
社労士試験の悩ましいところは、択一式で高得点を取っても、選択式で1科目でも基準点割れがあると、そのために不合格になることがあるということです。
単純な合計点で競うのではないという独特の制度です。

選択式対策としては、TACが提供している模擬試験や各種答練、合格のツボ等の復習をすることはもちろんですが、その際、空欄の箇所だけではなく、その前後の文章、語句も注意して読みましょう。
模擬試験や答練などで出題された箇所は、教材作成チームの講師が、今年はここが狙われそうだと感じている箇所をピックアップしていますので、テキストすべてを読むよりは時間的効率はよいと思います。


また、テキストを読むときには、受験生の皆様も、もし自分が試験委員だったら、どの箇所を空欄にするかということを想像しながら読むことも大切です。

実際の本試験においては、各科目確実に3点以上を取ることを目標にしましょう。問題の構成によっては、4点、5点を狙いにいくと、真逆の目が出て、1点、2点に終わることがありますので、慎重な対応能力が求められます。

最後にいわゆる難問が出た場合の対処方法ですが、難問はすべての受験生にとって難しい空欄なのですから、あえて冒険はしないで、みんなが選ぶであろう無難な選択肢を選ぶことをお勧めします。

もし、そこで間違っても、全体の平均点が下がるので、救済の可能性が高くなります。
選択式は、他の受験生の解答との比較とも言えるのです。
昨年から、基準点割れの救済制度のルールが公表されていますので、不可解な救済はなくなりつつありますので、王道の考え方で解答した方が得だと思われます。

※来週8月11日は休載で、次回は8月18日になります。

つづく。