【社会保険労務士】
「 社労士試験 選択式の話 異色編 」



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こんにちは。今日は9月8日。本試験直後であり、合格発表までまだ2か月もあるので、受験生の皆様も堅苦しい勉強の話は、読む気がおきないかと思いまして、今回は通常とは異なった視点で、社労士試験を分析する、異色の回にしたいと思います。👀

社労士試験は、午前の「選択式」と午後の「択一式」の2つの試験によって構成されていますが、「択一式」は、合格基準点をクリア出来ても、「選択式」で基準点に届かず、惜しくも不合格になってしまう方が多くいます。😢

「選択式」は、8問題、1科目5点・40点満点という構成ですが、各科目3点以上という基準点が設定されているので、1科目でも2点以下ですと、原則として不合格になってしまいます。
もちろん、救済制度で、2点以上(まれに、1点以上)を合格とするという規定はありますが、どの科目に救済制度が適用されるかは、合格発表日まで分かりません。

受験生にとって、手強い「選択式」ですが、平成23年から一部の科目に、選択肢の語群があらかじめ4つに分けられている、いわゆる「4択問題」が登場しました。
通常、語群は、①~⑳までありますので、理論上の正解率は「5%(20分の1)」です。ところが、「4択問題」の場合は、理論上の正解率は「25%(4分の1)」に跳ね上がります。

この「4択問題」、今年の試験も入れて、通算9回出題されています。
その内、労働に関する一般常識(労一)が5回、厚生年金保険法が3回、雇用保険法が1回ということで、主に「労一」「厚生年金保険法」の2科目で採用されています。

他の科目では、「4択問題」は、一切出題されていません。

これだけ「労一」と「厚生年金保険法」に集中しているということは、それぞれの科目の試験委員もずっと同じ人が作成しているのでは(@^^)/~~~?という疑問が生じました。
そこで、解答に何らかの傾向はないのか?と思い、調べてみました。

雇用保険法

ABCDE
平成29年


労一

ABCDE
平成23年
平成25年
平成27年
平成28年
平成29年


厚生年金保険法

ABCDE
平成24年
平成25年
平成27年


正解数字出現率(全体)

26.7%(12回)26.7%(12回)17.8%(8回)28.9%(13回)


科目別正解数字出現率(労一)

12.0%(3回)28.0%(7回)20.0%(5回)40.0%(10回)


科目別正解数字出現率(厚生年金)

46.7%(7回)33.3%(5回)6.7%(1回)13.3%(2回)


上記のような結果となりました。雇用保険法は今年初めて出題されたので、傾向というにはデータ不足ですが、過去5回出題されている「労一」は、面白い結果が出ました。➃が正解になる確率が40%と、理論値の25%を大きく上回っています。一方、➀の出現率は、12%と低いものとなりました。
「厚生年金保険法」では、➀の出現率が何と、46.7%!!。全15空欄のうち、7つが➀という結果でした。

以上のことから、仮にまったく答えが分からないときは、「労一」であれば➍を選択し、「厚生年金保険法」であれば、➊を選択すると、正解する確率が高くなるというデータです。

※これは、あくまでも、答えが全く分からないときの「最終手段」ですので、基本的には、一生懸命勉強して、自力で解答することが一番大切です!!💪

今週は、来年の本試験まで、まだまだ時間の余裕がありましたので、あえて、上記のような話題を取り上げました。
本筋の考え方でないことは承知の上ですが、難問奇問に出くわしたときに、まったく正解が思い浮かばないときのためのものです。
問題作成者には、それぞれ特有の癖があります。択一式で言うと、最初のAを正解にするのが好きな人。逆に、最後のEを正解にするのが好きな人。このような作問者の傾向は意外と抜けないものだと思います。


つづく。