【社会保険労務士】
「 樹は根に拠って立つ、されど根は、人の目には触れず 」



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こんにちは。今日は10月13日。少し前になりますが、話題のドラマ「やすらぎの郷」が9月29日で無事最終回を迎えました。
半年間(26週間)本当に面白い全130話でした。半年もの長きに渡り連続ドラマを見たのはいつ以来だろうか?「あまちゃん」以来かな?
ここ4、5年、連続ドラマを見るという習慣はなかったのですが、「やすらぎの郷」は、いろいろな意味で今の地上波では珍しい挑戦的なシーンの連続でした。
死生観・戦争体験・東日本大震災・原発などもテーマに取り入れ、社会派でありながら、登場人物が皆すべて、いろいろな欠点を持ち合わせ、尚且つ、同じ老人ホームで暮らすという滑稽さも相まって非常に魅力的なドラマに仕上がっています。

昨今の禁煙ブームに反するごとく、主要な登場人物に喫煙者が多いということも特徴のひとつ。受動喫煙どこ吹く風という感じで「スパスパ」吸っている。主役の石坂浩二が脚本家の役なので、たばこを吸わないと良い文章が書けないという設定だったり。(男優も女優も、たばこを吸う仕草が実に格好いい。)🚬
浅丘ルリ子や加賀まりこが麻雀をするシーンでは、当たり前のようにお金を賭けたり。しかも電動式の麻雀卓ではなく、手積み式の麻雀卓。ゆえに、いかさまができる仕掛け。とにかく、よく悪くも現実の人間を描いている。(賭け麻雀を推奨しているわけではないですよ。)🀄
話の中盤では、「やすらぎの郷」で働く若い女性職員が、仕事帰りの夜道で不良グループに暴行され、警察に届け出ることをためらい泣き寝入りしそうなところを、敢然と不良相手に「仕返し」をする格闘シーンがあるのだが、「やすらぎの郷」で働く男性職員たちは、皆、前科者で保護観察中であるので、「仕返し」に行くことに一瞬の迷いが生じる。
そこに、藤竜也、伊吹吾郎、倉田保昭の3老人が現れ、「自分達に任せろ」と啖呵を切って出陣し、いわゆる「悪」を成敗するシーンなどは、それぞれの役者の往年のはまり役「必殺仕事人(伊吹吾郎)」「Gメン75(倉田保昭)」を彷彿とさせ、昭和の名作ドラマのオマージュのようにも見えました。(この格闘シーンが実に格好いい!)

最後には、お年寄りの恋愛模様まで描いていて、終盤、石坂浩二に清野菜名が急接近して、混浴露天風呂のシーンや、夢の中でキスシーンまで登場し、中高年男性視聴者を大いに喜ばせた挙句、最終回で、清野菜名の彼氏が登場する大どんでん返し!(まあ、こんな若くて綺麗な子が、おじいさんを好きになるわけないよね。と視聴者ともども賢者モードに引き戻す脚本の上手さは秀逸です。)
脚本家を志す若い二人が、何か一筆、言葉をくださいと石坂浩二にせまる。

「 あそこに、1本、立派な樹が見えるだろ。」
「 はい。」
「 あの樹を欲しいという者がいて、樹を切って、庭に植えたんだ。
 でも、立たないよね。当たり前だよ、根がないんだから、立つわけがないよな。」
「 はい。」
「 樹は根があって、はじめて立つものさ。でも、根は見えないからね。
 だから、根のことを忘れてしまう。。。忘れて、枝ぶりや、葉っぱ、花や実、
 そういうものばかりを大事にしてしまう。だから、今のドラマはダメなんだよ。」

そう言って色紙に次の言葉を書いて渡す。

「 樹は根に拠って立つ、されど根は、人の目には触れず 」🌳

半年間の連続ドラマの最終回にふさわしい名言を残してドラマは終わる。
この言葉、仕事や勉強など、あらゆることに当てはまると思う。仕事で言うと、いわゆる仕事のできる人というのは、人の見ていないところで、地道な努力をしている人のような気がします。
勉強で言うと、「根」の部分というのは、地道にテキストを読むということだと思います。
社労士試験は科目数が多く勉強するのは大変ですが、インプットの段階においては、地道なテキストの読み込みが大切になります。
その上で、問題演習などのアウトプットを行うと、飛躍的に実力が向上すると言えるでしょう。


さて、このドラマでたびたび登場した喫煙シーンですが、これは、社労士的にいうと、「労働安全衛生法」と関係があります。

労働安全衛生法第68条の2に次のような規定があります。
『 事業者は、労働者の受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するため、当該事業者及び事業場の実情に応じ適切な措置を講ずるよう努めるものとする。』

この条文中の「事業者及び事業場の実情」というのは、例えば、妊娠している女性や、呼吸器に疾患を持つ人、未成年者等が、同じ職場にいる場合には、格別の配慮を行うことが望ましいとされています。


【受動喫煙とは?】
受動喫煙とは、室内などにおいて、他人のたばこの煙を吸わされることをいいます。たばこによる健康への影響に対する社会的関心が高まる中、受動喫煙が、肺がん等の健康障害のリスクになるという研究も発表されています。各企業においては、喫煙室の設置等、適切な措置を講ずることが求められています。



私が新入社員で入社した当時(1990年頃)は、デスクの上に普通に灰皿があり、各自のデスクで普通に喫煙することが許されていました。
また、将棋のNHK杯でも、羽生善治四段対真部一男七段の対局(段位は当時)では、当時高校生の羽生四段の目の前で、真部七段が華麗な姿でたばこを燻らせていました。(youtubeで見ることができます。)

今や喫煙する場所がないというほど、愛煙家にとっては厳しい世の中で、隔世の感があります。受動喫煙の条文は、本試験で狙われる可能性が大きいと思いますので要注意です。
羽生四段と真部七段の後日談は、またいつかしたいと思います。


つづく。