【司法試験】法曹三者(裁判官・検察官・

弁護士)のお仕事について知ろう!


今日は、「法曹(裁判官・検察官・弁護士)のお仕事」についてお伝えしていきます。

司法試験に合格すると、法曹三者(裁判官・検察官・弁護士)になる資格が与えられます。実際に、どの職業に就くかは司法修習時での特性、本人の希望等で決まります。以下に具体的な業務を記載いたします。

【裁判官】
<裁判官の魅力>
①真実を求め公平を実現する法の天秤
裁判官は憲法と法律のみに拘束され、他のあらゆる力から独立して働く存在です。紛争に妥当な判断を下し、公平さを具体化することを期待されるが故に与えられるこの強い身分保障は、同時に裁判官として厳格な日々を過ごす者の誇りでもあります。
②後見的な役割
裁判官の仕事は、真実を発見してそれに応じて判決を下すだけではありません。例えば、民事事件では当事者の利害を調整して和解に持っていったり、家庭内の事件であれば関係者で話し合う機会を設けたりします。また、刑事事件では被害者感情はもちろんのこと、被告人の反省態度・更生の可能性を考慮して刑の量定をするなど、単に紛争を解決するだけでなく、いわば後見的な役割を果たすことも求められています。

<裁判官の仕事>
裁判官の主な仕事は、当事者双方の言い分を聞いて公平中立な第三者的立場から事件を解決することです。どのような解決をするかによって、当事者をはじめとした関係者の一生を左右しかねないので、極めて責任の重い仕事であるといえます。

【検察官】
<検察官の魅力>
①専門知識を駆使してチームワーク捜査
検察官は検事総長を頂点とする公務員で、その地位の安定性は高く、近年女性の検察官も増えています。また、専門知識を駆使してのチームワークによる捜査は連帯感、充実感共に検察官の魅力となっています。
②巨悪を糾す特捜部
検察の組織は、東京と名古屋と大阪の3か所に、花形と呼ばれる特捜部が置かれています。経済犯罪や政治家の汚職などは、警察の手に余るため、選りすぐりのプロ集団が特捜部として捜査にあたります。この特捜部に配属されると4~8年はじっくりと腰を据えて仕事に取り組むことができます。

<検察官の仕事>
①検察官のみが持つ起訴権
基礎をする権限は検察官が独占し、起訴・不起訴の決定は検察官の裁量にかかっています。被疑者に十分な嫌疑がある場合には「起訴」し、その有罪率はほぼ100%と言われます。しかし、仮に嫌疑が十分にあったとしても、犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重、情状、犯罪後の状況等により、「不起訴」にすることが許されています。犯罪者として裁くかどうかは、検察官の判断一つにかかっているため非常に責任の重い仕事です。
②巨大な組織をバックに社会正義を貫く
検察という組織は、他の行政機関同様に、上命下服の原則が行き渡る一枚岩の強大な組織です。捜査は独任制であり、各検察官が自己の名で検察権を行使する仕組みになっています。

【弁護士】
<弁護士の魅力>
弁護士法でその役割を「基本的人権の擁護と社会正義の実現」と規定されている弁護士。実務法務の中で活動領域・自由度はNo.1。ますます多岐に渡っていく「争い」の形に合わせて、その活躍の場もどんどん広がっています。

<弁護士の仕事>
①民事事件・刑事事件等
 民事事件:交通事故・離婚などの身近な問題から会社関係等の大きな問題まで幅広い活動をします。
 刑事事件:被疑者・被告人の無罪を主張したり、刑の減軽を主張したりするための弁護活動をします。
②公務員
 官公庁や地方自治体で専門知識を活かして、法改正や政策形成に関わっていきます。
③政策秘書
 高度な法律の知識を活かして、政策研究、法案準備などの業務をこなしていきます。
④インハウスローヤー
 企業の役員や従業員として勤務する「企業内弁護士」として活躍していきます。

全4回に渡って、司法試験の「試験制度」「倍率」「受験科目」、そして「お仕事」を紹介してきました。試験のイメージ、概要は掴めましたか?

資格試験に合格するには、まず相手を知ることが大事。 その相手を知ったうえで、資格取得に向けての最短経路を選択し合格を勝ち取ってください!