【司法試験】過去問の勉強②

2016.5.16

 

 今回は「過去問の勉強2」として、過去問を解く際の留意点についてお伝えします。過去問を解く際には、本試験を意識し、書くたびに自分の答案を改善する気持ちで臨むのがよいかと思います。

1 答案を実際に書く
 過去問を一つ潰すには、答案を書くのに2時間、復習をしっかりすれば丸1日掛かってしまうこともあります。また、答案を実際書くのには、それなりの心理的負担が掛かります。そのため、答案を書かずに答案構成で済ませたり、パソコンを使って答案を作成したくなる人も多いのではないでしょうか。
 しかし、ここでは、答案を実際に書くことをお薦めします。実際に書くことで自分の書くスピードを知ることができます。文字は読みやすいか、ナンバリングや字下げがわかりやすいか復習の際にチェックしやすくなります。復習が頭に入りやすく、記憶にも残りやすいと思います。

2 時間を計って書く
 初めて書く問題は難しさゆえ、何度目かに書く問題は気持ちの甘えから、時間をきちんと計らずに答案を書きがちです。しかし、答案を書くときは、2時間(選択科目なら3時間)を正確に計るようにしましょう。本番でストップウォッチ等を使う練習になるほか、設問間で時間配分のバランスを失していないかチェックすることができます。2時間を体に染みつかせておけば、本試験で時間不足に陥るリスクも減らすことができます。
 一人では時間を計って書くことがどうしても難しい人は、強制的にそうせざるを得ない環境を自分で作るとよいでしょう。ゼミを組んで誰かと一緒に書くなど、工夫するようにしてください。

3 目的を持って書く
 答案を書く際には、何かしらの目的を持って書くことが有益です。ただ漫然と答案を書いていては、なんとなく「できた」「できなかった」という結果しか得られません。どんな単純なものでもよいので、書く前に目的を明確にするとよいと思います。一文を短い文章で書く、途中答案にしない、条文を正確に引くなど何でも構いません。
 そして、答案を書いた後に、その目的が達成できたかをチェックしましょう。なぜ達成できなかったのか、達成するにはどうすればよいのか、せっかく答案を書くのだから、できるだけ成果が得られるよう心がけましょう。

次回は、「過去問の勉強3」として、過去問の復習の仕方についてお伝えします。