【司法試験】短答試験後にすべきことは?①

 

2016.7.4

 

 今月からは、今年(平成28年)司法試験を受験した方の一年間の軌跡(2015.7~2016.5)を、月別に紹介していきたいと思います。来年の司法試験受験生の方はもちろん、予備試験受験生の方にも参考になる情報を掲載していきたいと思っております!

 

 まずは、今月から記事を書かせていただく著者の経歴を紹介させていただきます。難関私立大学卒業→難関私立大学法科大学院卒業(既修者コース)→平成28年司法試験受験生です。7月現在では短答式試験の結果のみ判明しており、結果は「151点(憲法:38点、民法:67点、刑法:46点)」でした。そのため、論文式試験が無事に合格していれば、「合格者の軌跡」となり、残念ながら…の結果であれば、「受験生の軌跡」となります。

  

 今年の司法試験では、短答式試験で驚異の85%超えを果たした著者ですが、実は、昨年の予備試験では、まさかの短答式試験で不合格でした。その後、しばらくは落ち込みましたが、なんとか持ち直し今に至っております。

 

その経験も踏まえ、短答式試験不合格から司法試験受験までの、勉強日記を紹介していきたいと思います。

 

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①予備試験短答式試験結果を踏まえて

 予備試験短答式試験に不合格となると、論文式試験の受験資格を得られないということで、精神的なダメージはとても大きいと思います。予備試験から撤退するのか、それとも今後も受験を継続していくのか、人それぞれだと思いますが、まずは自分がなぜ不合格となってしまったのかという敗因分析が大事です。

 司法試験と異なり、予備試験には特別な受験資格も要しない上、何回挑戦してもよいので、予備試験を受験すること自体のハードルはとても低いと思います。敗因分析の結果、もう1年勉強すれば合格できそうだと自分で少しでも思えるのであれば、もう1回予備試験に挑戦すべきです。予備試験受験者数にそれほど変動がない中、予備試験合格者数が増加傾向にある以上、予備試験に受かりやすくなってきているといえるでしょう。


②モチベーションの保ち方・メンタルの問題

 一生懸命勉強したにもかかわらず短答式試験に不合格になると、法律の勉強から遠ざかりたいという気持ちが湧き出てくる方もいると思います。その気持ちは当然です。短答式試験の結果が自己採点や合格発表で分かってから、どうしても勉強する気が起きないというのであれば、一度机から離れてみるのが良いと思います。それまで我慢してきた漫画やゲーム、趣味に手を伸ばしてもいいかもしれません。数日間使って旅行に行くのもいいかもしれません。

 大切なのは、一度勉強のことを忘れるということです。勉強から一時的に離れてみて、それでも法律のことが忘れられないのであれば、自分の中に悔いが残っているということです。それを自覚し、予備試験合格という新たな目標に向かう決意ができたとき、初めて勉強を再開してください。勉強を再開した時は、不合格を思い出して辛くなることもあると思います。しかし、辛い・悔しいという経験は、一生背負っていかなければいけないことです。いつまでもその経験に引っ張られてはいけません。少しずつ勉強をしていく中で、そうした経験はあまり気にならなくなります。

 短答合格者の話を聞いてみると、新たな発見があります。合格者によっては問題を解く上でオリジナルの処理手順を確立している方もいるので、とても勉強になります。短答合格者の多くは論文対策に燃えています。そうしたモチベーションの高い人と接することで、短答に落ちた自分が許せないという気持ちも出て、勉強に対するモチベーションが徐々に高まってくると思います。

 勉強をしていると、自分は一生受からないのではないかという不安にかられることもあると思います。それでも前に進める人こそ、合格に相応しいのではないでしょうか。是非、自分を信じて一歩一歩着実に前進して欲しいと思います。


今回は、初回ということもあり「モチベーション」にフォーカスしてみました。次回は、「今後の勉強」について紹介していきたと思います!