【司法試験】勉強日誌~合格までの道のり~

 

2016.8.22

 

前回は短答の勉強方法(総論)について紹介しました。短答はある程度時間をかけて、初めて点数が伸びてくるものなので、コツコツと努力を続けることが大切です。


今回は、短答に比べて配点割合が非常に大きい論文の勉強方法(総論)について紹介します!



1.問題演習が中心。これに尽きると思います。私は、問題演習をしていく中でどうしても分からないところは、周りの受験生に聞くようにしていました。自分の分からないところを、周りの受験生がどれくらい理解できているのかという相場を知ることができるからです。また、自分で調べる時間を節約することもできました。もっとも、調べれば簡単に分かるであろう事項については、自分で調べるようにしていました。



2.過去問演習

司法試験合格を「ゴール」としたときに、過去問は「ゴールまでの地図」と言われています。そのくらい、過去問演習は司法試験合格のために重要です。過去問演習を通じて勉強方針を調整していくことで、司法試験合格という「ゴール」にたどり着くことができます。

また、過去問の答案を書いた後に、反省点をまとめるとよいと思います。その反省点をもとに、その後の勉強方針を考えていきます。また、自分の答案を他人に読んでもらうことで、自分が意識していなかった弱点や苦手分野が見つかることがあります。恥ずかしがらず、他人に答案を読んでもらうことをオススメします。

過去問を解く中で、自分の筆力を把握するとよいと思います。司法試験では各科目で8頁の答案用紙が配布されますが、1頁書くのに何分くらいかかるのかを知っておくことで、答案構成にかけられる時間を決めることができます。答案を書くスピードが遅い人は、答案構成にかける時間を短縮するための方法を考える必要があると思います。逆に、答案を書くスピードが速い人は、じっくりと答案構成してから答案を書き始めるとよいと思います。

新司法試験の過去問については、答案を書いた上で出題の趣旨・採点実感・再現答案をみて反省点・改善策を考えるので、一問に数時間かかってしまいますが、「ゴールまでの地図」を見ている時間だと思って頑張ってください。



3.過去問以外の問題演習

司法試験の過去問以外の問題演習は、何度も反復することで既知の論点を把握し、論証を身に着けることを目的とするので、一問にあまり時間をかけなくてよいと思います。問題の内容によりますが、1問あたり長くても40分くらいだと思います。なぜその論点に気付けなかったのか、どうすれば気付くことができたのか等を考え、次の問題に生かすことが大切だと思います。司法試験の過去問以外では、「スタンダード100」や「論文の森」を用いると網羅的に勉強することができると思います。得意科目については、学者の書いた演習書を用いることがあると思いますが、答案が知識重視の学説チックなものになるかもしれないので、随時過去問演習で答案の型を補正するとよいと思います。



4.各科目のまとめノートとは別に、直前期のまとめノートを作成することをオススメします。このノートは科目ごとに分けたりせず、1冊に全科目をまとめます。試験本番1ヶ月前から、自分が不安に思う内容・定義・論証を、手書きでまとめていきます。手を動かす練習にもなります。色ペン・蛍光ペンは、どの色を使うのか迷う時間・ペンを持ちかえる時間を節約するために、使用を控えた方がよいと思います。



5.最後に

ロースクールでは、自分よりはるかに優秀な人たちが、自分より勉強していました。彼らは勉強に大量の時間を費やす中で、効率的な勉強方法を導き出し、その方法に基づいて大量に勉強しているから、定期試験や模試等で結果を残せるのだと思います。効率の良い勉強方法を他人から教わることは時間の節約になる一方で、誰にでもあてはまる効率の良い普遍的な勉強方法というものは存在しません。自分自身である程度時間をかけて「自分にとって効率の良い勉強方法」を探し、それを実践した方が、意外と近道かもしれません。



次回からは、9月の勉強予定と各科目の勉強方法(各論)についてお伝えしていきます!