【司法試験】勉強日誌~合格までの道のり~

 


2016.12.12

1. 使用教材

・短答過去問パーフェクト

・完全整理択一六法

・最新重要判例集(前田先生)

  ⇒日頃から使用していたわけではなく、直前期に重要判例・裁判例を見直す目的で、

   事案と判旨を確認しました。

・基本書は使用せず

・百選は使用せず


2. 勉強方法

(1) 判例・裁判例に関する問題について

刑法の短答に関しては、論文対策の勉強がそのまま短答対策の勉強になります。論文の問題は有名な判例・裁判例をベースに作られていますが、論文で問われるような有名な判例・裁判例は、短答でもほぼ毎年問われています。こうした判例・裁判例に関する問題は、多くの受験生が正解できます。判例知識で点数を失いたくないのであれば、前田先生が書いている最新重要判例集を読むとよいと思います。比較的新しい判例・裁判例が掲載されている上、掲載数が多いです。判例集を一冊で済ませたい人にオススメです。この判例集の解説部分については、必ずしも読む必要はないと思います。事案と判旨(主に結論部分)を把握しておけば、刑法の短答は解けるからです。


(2) 学説の組合せ問題について

刑法では、学説の組合せ問題・穴埋め問題が出題されますが、その対策として基本書を読み込む作業は不可欠ではないと思います。たしかに、基本書で紹介されている学説を把握していれば、問題が解き易くなるかもしれません。しかし、基本書を読み込むには時間がかかりますし、覚えたものが「試験問題を解く際に使える知識」かどうか分かりません。学説に関する問題は、ほぼ毎年似たような問題が出題されています。短答過去問パーフェクトなどの短答過去問集であれば、その問題を解く上で必要となる学説知識を、基本書よりも端的に分かり易く紹介しています。そのため、基本書を読み込むよりも、過去問演習を繰り返す中で、学説について言及している解説部分を読む方がよいと思います。


(3) その他

短答の過去問で出題された知識は、何回も繰り返し問われます。そこで、過去に出題された知識を完璧に把握しておくために、過去問を解きながら、出題された部分について択一六法に線を引き、直前に見直せる状態にしておくとよいと思います。

短答プロパーの知識は直前期に詰め込めば足りますが、日頃の過去問演習でも可能な限り覚えたほうがよいと思います。必要的・任意的な減免・減軽の区別や、短答式試験でしか問われないような犯罪の構成要件、刑罰などです。



3. 解き方

実行行為や因果関係に関する問題などは、問われる判例知識がほぼ毎年同じです。ほとんどの受験生が問われている判例を把握し、正解を導くことができる問題について、私は最後の選択肢から遡って読んでいきました(オエウイア、54321の順)。これは民法の短答対策でも述べましたが、出題者としては正答率の高い問題で受験生が時間を費やすよう、正解の選択肢を最後のほうに配置していることが多い(と過去問演習で感じた)からです。最後の選択肢から読むことで、より速く正解にたどり着けると考えていました。もっとも、こうした問題でも、回答時間節約のために短い選択肢から読むという方法は有効です。判例知識で解ける問題にあまり時間をかけず、学説の組合せ問題を解くための時間を確保するために、上記2つの方法が有効だと思います。

学説の組合せ問題・穴埋め問題については、分かる問題から解いていくとよいと思います。問題によっては、前提としなければならない学説の立場も複数あるので、自分が考え易い学説の立場に立つ選択肢から読んだほうが、落ち着いて考えられると思います。



刑法の短答について、最近では易化傾向にあります。全ての選択肢について正誤判断しなければならない憲法の短答で失敗をする可能性がある以上、短答式試験で合格者平均を安定して超えるためには、刑法の短答で安定して高得点をとれるレベルにもっていくことが大切だと思います。



次回は、商法(論文)の勉強方法についてご紹介します!