【司法試験】勉強日誌~合格までの道のり~

 


2017.2.20

 

今回は、民法(論文)の勉強方法をご紹介します!範囲が広すぎて、どう勉強したらいいか分からないという方は、是非ご参考になさって下さい。


1.使用教材

・スタンダード

主に、旧試の問題を選んで解いていました。旧試の問題で分からないところがあれば、類似の論点を扱っているオリジナル問題を探して解くようにしていました。

・論文の森

ロースクールに入学してから使用しました。スタンダードに比べると掲載されている問題数はやや少ないですが、全体的に良問が多いと思います。私は担保物権が苦手で、論文の森を使って集中的に勉強しました。

・百選

試験直前の2月半ばから、判旨の規範部分を中心に読み始めました。百選に掲載されている事案は分かりにくいので、その判例の規範部分が問われている問題をスタンダードや論文の森で探して解くことで、判例の事案を把握しました。百選の事案から解説部分まで読み込むよりも、問題演習を通じて判例の事案を把握したほうが、頭に残ると思います。

・過去問

・答練

・基本書はほとんど使用せず


2.勉強方法

司法試験では未知の論点が問われることがありますが、まずは多くの受験生が知っているであろう論点を知っておくことが大切です。民法では、論証とそれに対するあてはめ方を知っていても、初見の問題文からその論点を抽出する作業が難しいです。「論点自体は知っていても答案で書けない」という現象が最も起こり易いのが民法だと思います。論点を適切に抽出できるようになるためには、網羅性の高い問題集を何度も繰り返し解き、その論点が問われる場面を事前に把握しておくことが重要だと思います。

なぜそのような論点がでてくるのか、常に条文からスタートして考えることで、答案上も論点が論点たりうる理由を示すことができると思います。

網羅性の高い問題集として、「スタンダード100」や「論文の森」などがあります。これらの問題集に掲載されている問題について、何度も繰り返し答案構成をすることで、論点抽出の練習をすることができます。

民法は試験範囲が広いので、毎日少しでも民法に触れるとよいと思います。条文の素読は短答・論文問わず役立ちますし、論証集も知識のメンテナンスとしては有効だと思います。


3.解き方

当事者の「生の主張」から考えることが大切だと思います。「当事者は何を望んでいるのか」ということから考え始めます。当事者の「生の主張」を考えた後は、それを条文に基づいて法的に構成します。条文の文言に該当するか分からないという段階になって、初めて「論点」が出てきます。民法では膨大な量を勉強するので、点数に直結する論点ばかり覚えて楽をするという勉強をしがちです。しかし、論点がでてくるのは、条文の文言に形式的に該当するか不明確だからです。問題文を見て論点探しをするのではなく、当事者の「生の主張」と条文から考えて出てくる「論点」についてのみ言及するとよいと思います。当事者の「生の主張」と条文から考えて出てこない「論点」については、その問題で論じることを求められていない可能性が高いと思います。民法は、判例百選に掲載されている判例と条文さえ思い浮かべば、沈まない答案を書くことができると思います。


次回は、予備校模試の受け方についてご紹介します!