【司法試験】

真・法解釈の流儀


2017.7.3

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「 真の法解釈を知っていますか? 」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

真・法解釈の流儀@斉藤 雄祐です。

 

皆さんは、真の法解釈を知っていますか?あらゆる法的問題を処理できる法解釈を知っていますか?僕は、司法試験の受験の枠内における法解釈論の説明は3段階で全て説明可能と考えています。以下に、その3段階をご紹介したいと思います。

 


①文理解釈


②趣旨(目的論的解釈→法体系の解釈→現実の社会学的解釈)

(1)目的論的解釈

(2)法体系の解釈

(3)現実の社会学的解釈


③手段の比較衡量

 


この3段階で司法試験に必要な法解釈論の説明は全て可能です。と言っても抽象的過ぎてピンと来ないと思いますので、以下に実際の問題を例にとって説明したいと思います。扱う題材は、北海道大学法科大学院の過去問にしたいと思います(問題の質が非常に高く当問題を解くことで様々な事を学ぶことができるため)。ちなみに、実際の問題は北海道大学法科大学院のHPをご覧ください。


①文理解釈

ABは「地上権者又は永小作権者」ではありません。しかし、ABが産業廃棄物の権利の放棄を主張できるとするのは、甲山林の所有者Xにとって不合理です。


②趣旨(目的論的解釈→法体系の解釈→現実の社会学的解釈)

(1)目的論的解釈

「地上権又は永小作権」・「抵当権の目的」・「権利を放棄~抵当権者に対抗~できない」

→自己の権利が他人の権利の目的となっている場合は、他者の権利を害するため自己の権利を放棄できない、すなわち他者の権利を害する自己の権利放棄は許されない趣旨と推測します。


(2)法体系の解釈

他人の権利の目的となっている権利は、消滅しないことと整合しています(179条1項ただし書・520条1項ただし書)。


(3)現実の社会学的解釈

自己の権利であろうと、他者に迷惑をかける権利放棄はいけないので常識に合致します。


それゆえ、趣旨は、他者の権利を害する自己の権利放棄は許されないことにあります。したがって、他者の権利を害する自己の権利放棄があれば同条を類推適用できます。


③手段の比較衡量

さて、いきなり何をやり始めたか…

端的に、実定法学者の考えている理由の理由を述べているだけです。

 

以上となります。僕の編み出した法解釈論は、初めて目にする耳にすることだと思います。だからこそ「?」と思った方も多いと思います。しかし、この解釈論を自分のものにすることができれば、司法試験も恐るに足りずです。 

 

法の解釈には、方法があります。それゆえ、法学教育は法律学方法論に基づき明確に解釈の方法と思考プロセスを示すべきだと考えています。

 

(次回へ続く!)