【宅建士】
単元ごとのランクと押さえ方~
「民法等」編⑥


みなさんこんにちは。
今月の3日から本年度の宅建試験の申込みがスタートしました。
この時期は我々講師も各生徒さんにアナウンスしますし、試験実施要綱も配布しますので、教室の雰囲気がグッと引き締まります。
試験まで残り約3ヵ月、皆さんももう一度フンドシを締めなおして(古いかも?)頑張りましょう!

では、今回は民法等の単元別重要度と押さえ方「その6」をお伝えします。


【用益物権】:Cランク
→用益物権の種類として、地上権、永小作権、地役権がありますが、全体的に重要度は低いです。万全を期したい方で、あえて押さえるとすれば地役権くらいでしょうか(過去10年間で2回出題。地上権と永小作権は全く出題なし)。ただし正解出来なくても合否に影響はないでしょう。

【占有権】:Cランク
→過去10年間では、平成27年に一度出題されてはいますが、全く無視していただいてかまいません。

【担保物権の性質】:Aランク
→付従性・不可分性・随伴性・物上代位性の4つの性質のうち、圧倒的に重要なのは物上代位性です。特に、物上代位によって担保権を行使するには、払渡し又は引渡し前の差押えが必要であることに気をつけましょう。

【抵当権】:Aランク
→近年は細かい知識も問われていますので、「法定地上権」と「賃貸借の保護(特に抵当権設定登記の賃貸借)」をまずは優先的に押さえておきましょう。ちなみに「根抵当権」や「抵当権の処分(抵当権の譲渡や放棄等)」については出来なくても合否に影響しないほど細かく、かつ難解な知識のため、一切手をつける必要はありません。

【質権・留置権・先取特権】:Bランク
→まず全体として、担保物権には2種類ある、ということは押えておきましょう(抵当権と質権は約定担保物権、留置権と先取特権は法定担保物権)。
次に個別の権利についてポイントを拾いますと、①質権では不動産質債権質の規定が重要で、②留置権は占有が不法行為によって始まった場合は行使できないこと、③先取特権のうち不動産保存の先取特権と不動産工事の先取特権は、登記さえすれば、先に登記された抵当権よりも優先すること、のそれぞれを押えておけば十分かと思います。
やはり細かい知識が問われる可能性がありますので、深入りは厳禁です。


次回は、単元別重要度と押さえ方「その7」をお伝えします。