【通関士】試験科目①


こんにちは。
前回は、通関士という国家資格についてお話しました。
今回は試験の科目についてお話しします。

例年10月第1日曜日に実施されますが
日程や内容については、7/1に公告があるまでは確定ではありませんので昨年度実施分でのお話となります。

科目は大きく分けて3科目です。
まず、「通関業法」です。
試験科目の中で一番、取り掛かりやすい科目です。
通関業者や通関士について学びます。
条文は45条までしかありませんし、本試験での問題数も少ないので、あまり時間をかけなくても合格基準に届きます。
ただ、注意していただきたいのは
今年の本試験は、改正後の法令での出題となっており、通関業法は大きく変わっていますので、以前に学習された経験がある方は、改正後の内容に対応したテキストや問題集で学習して下さい。

2つ目は「関税法等」です。
関税法を土台として、他に関税定率法、関税暫定措置法、外国為替及び外国貿易法、コンテナー条約、等
多数の法令、条約から出題されます。
グループ分けでは1科目となっていますが、実はかなりたくさんの法令が含まれます。
関税法が土台となるという事を申しましたが、通関士試験合格の為にはまず、この法を確実に理解してほしいと思います。
「関税法」という名が表す通り、通関法としての規定と租税法としての規定の2つについて学習をしていきますが、一般的には税法の内容である、関税の確定、納付、徴収、還付といった学習の苦手な受験生が多いようです。
しかし、ここ何年かの出題を見ていると税法部分の出題の占める割合が大きくなっているように感じます。

輸入については、モノの申告と納税申告を分けて考える必要があります。
初学の方は、考えて問題を解く、という過程を飛ばして答を暗記するという学習方法を取ってしまう事もあると思います。
しかし、そういう付け焼刃的な学習方法では、最近の通関士試験に合格する事は難しいのです。
暗記までの思考経路で時間がかかっても、自力で答を導く練習をしておかないと、同じ事でも違う方向から尋ねられた時に答えられないのです。
急がば回れ、の通り、この時期は基礎固めの時期です。
時間をかけて、着実に関税法を身につけてほしいと思います。
まずは関税法をきっちり覚えて、税や課税価格について細目を規定している関税定率法に入っていきましょう。

3科目目の「通関実務」は1番難しいと言われる科目であり、この中でまたいくつか分野があるので、次回のお話とさせていただきたいと思います。