【通関士】試験科目②


こんにちは。
前回、通関士試験の科目毎のお話をしました。
通関業法、関税法等、この2科目はいわゆる「法令科目」といわれるものです。
これらと大きく一線を画するものが今日、お話をする「通関実務」です。

本試験の最後の時間帯に受験することになりますが、大抵の受験生は前述の2科目は、十分に合格基準に達するものの、この科目で残念な結果に終わる事が多いのです。

その要因は、この科目の特殊性にあります。
まず、通関実務という科目の中身を見ていきますと、「申告書」と「その他」の2つに大きく分けられます。
1つ目は「申告書」分野です。
更に輸出と輸入に分かれます。
輸出入申告書の作成です。

輸出入申告する際の各貨物の統計品目番号を、添付の仕入書と統計品目番号表(いわゆる「タリフ」)を照らし合わせて決定します。

現在は「NACCS」という通関の電算システムに入力するという形で、マークシート形式の回答用紙にマークします。
輸入は統計品目番号に加えて、各貨物の課税価格も計算します。

これらは法令科目と違って、自分から向かっていくアウトプット型の科目の為、自分でかなり練習を積まねば、時間内に作業を終える事ができません。
更に輸入の課税価格については、加算要素等に関して難問が出題される年もあり、5箇所の答(現行は10点満点)を一気に失点する可能性があるのです。
つまり、部分点が取りにくいのです。
言葉で説明するのは難しいのですが、申告書対策はある意味、時間を短縮する為のテクニックも必要になります。
TACでは、基本の講義を終えた後、そのような練習もしていきます。

この申告書分野では、輸出入共に貨物分類(統計品目番号決定)の知識が必須となります。
申告書自体の講義(演習)はまだ先ですが、貨物分類については、早期の取組みが必要であり、TACでは入学されてすぐに、貨物分類のテキストをお渡しし、ミニテストの形で少しずつ、インプットしていく習慣をつけてもらっています。

この「貨物分類」の重要性と併せて、次回、通関実務のその他分野のお話をさせていただき、科目についての概要のまとめとさせていただく予定です。