【通関士】通関実務
「その他通関手続きの実務」について


こんにちは。
5月最終週のお届けとなりました。

今回は 試験科目の「通関実務」の内、「申告書」以外の部分、「その他通関手続きの実務」についてお話をします。

「通関実務」45点満点のうち、25点。
更に内訳は、計算問題が5問で10点。
計算は通常、3問が課税価格。
残り2問は関税額計算(修正申告、更正の請求等)と付帯税計算(延滞税、加算税)。
この2問は公式をしっかり覚えて正答が出せるように練習しましょう。
3科目目は、取れる所は取り切る、という対策でないと合格基準に達するのは難しいのです。
そして3問の課税価格については、関税定率法で学習した、課税価格の原則的決定方法(関税評価)の知識を確実にしてから、実際に計算問題として解く、という応用問題です。
課税価格は貨物分類と並び、通関士試験に合格するには必須の項目です。
この3問の計算問題6点に加え、申告書分野での10点、そして知識問題としても出題される可能性があります。
通達からの出題も多いため、細かくて、復習の時間をたくさん取らないとなかなか身につきません。
初学の方は、まずはじめは基本の内容を確実に覚えて、応用期の計算対策等で更に積み上げていくカリキュラムをTACでは組んでいます。

その他分野の残りの部分は先週の貨物分類に加え、輸出入通関、特恵関税、EPA等、その年により、違うテーマのものもあります。


出題形式にも少し触れておきます。
まず、語群選択式という空欄補充問題(穴埋め)です。
現行は選択肢が与えられており、記述ではないのでまず、この形式の部分で8割以上、得点できるようにしましょう。
選択肢が与えられているので、暗記していなくても前後の繋がり等から正答を導くことが可能です。
この部分で、より多く得点できれば、合格基準を超えることがかなり楽になります。

次は複数選択式です。こちらは配点も倍(2点)ですが5肢の中に正答が何個、あるかわからないため、1番得点しにくい形式です。
一問一答形式の過去問を繰り返しましょう。
ただ、先程述べたように、語群選択式でたくさん得点できればこの部分で、得点しなくてもカバーできます。

もう1つが択一式ですが、通関士試験独特と思われるのがゼロ解答の存在。
正しいもの(誤ったもの)は1つか、或いはゼロ。
複数選択式よりは、絞込みできそうですが、やはり普段から、一肢毎に正確な理解をして問題を解く練習が必要です。

ブログ開始月は、5回に渡って科目の事などお話しましたが、今後は、具体的に中身について、或いは今年度改正点についてもお話する機会があれば、と思っています。