【弁理士】審判の虜(その2)


弁理士試験受験生の皆様。TAC弁理士講座担当の齋藤晶子です。

今回のテーマは「審判の虜(その2)」です。

今回から、審判の魅力を次々展開していきますね。
今回は、審判の流れを押さえつつ、審判のコンパクトバージョン「異議の申立て」との比較をしながら、審判の「わかりづらい」「掴みにくい」のアレルギーを解消していきましょう。

1.流れ
異議申立ても審判も、まずは手続きの流れを掴むことが肝です。

流れは、ズバリ
異議申立てなら、
申立書提出→審判合議体形成、審判長・審判書記官選任→方式審理→適法性審理→実体審理→決定(維持・取消)

審判なら、
審判請求書提出→審判合議体形成、審判長・審判書記官選任→方式審理→適法性審理→実体審理→審理終結通知→審決

はい。流れって、骨格はこれだけ。すごくシンプルですよね。
審判は特許だけでも4種類ありますが、大枠は全て上記の流れです。
しかも、異議申立てであっても、審判であっても、最初に提出する書類の名前と、「審理終結通知」の有無が違うだけで、ほとんど同じですよね。

審判は条文が多いし、条文は手続きの流れどおりには並んでいないので、ここで心が離れてしまいます。
審判は、権利化を目指す段階での「実体法」的な条文のように逐条的に読むこむことはあまり意味がありません。
流れを掴みここに、条文の内容を乗せていきながら、全てを掌握していくものなんですよ。

次回は、条文を「流れ」に乗せて、審判の骨格に肉付けしていきましょう。