【弁理士】審判の虜(その3)


弁理士試験受験生の皆様。TAC弁理士講座担当の齋藤晶子です。

今回のテーマは「審判の虜(その3)」です。

今回から、前回ご紹介した審判の流れに沿って、更に詳細を条文に基づいて解説します。
審判が嫌われ者である最大の理由は、やっぱり、条文が手続きの流れ通りに並んでいないので、わかりにくいからなんですよね。
だったら、手続きの流れに沿って力づくで条文を並べてしまいましょう。
しかも、結構好感度高い「異議の申立て」と一緒に学習して、その好感度に便乗し、審判の好感度アップも狙いますよ。

1.「申立書提出(特115条1項)」及び「審判請求書提出(特131条1項)」
 「申立書提出(特115条1項)」について、条文では以下のように規定されています。

特115条1項
  特許異議の申立てをする者は、次に掲げる事項を記載した特許異議申立書を特許庁長官に提出しなければならない。
一 特許異議申立人及び代理人の氏名又は名称及び住所又は居所
二 特許異議の申立てに係る特許の表示
三 特許異議の申立ての理由及び必要な証拠の表示

 一方、「審判請求書提出(特131条1項)」について、条文では以下のように規定されています。

特131条1項
審判を請求する者は、次に掲げる事項を記載した請求書を特許庁長官に提出しなければならない。
一 当事者及び代理人の氏名又は名称及び住所又は居所
二 審判事件の表示
三 請求の趣旨及びその理由

 
 こんな感じで、2つの条文はフォルムが似ていますね。
 ポイントは1号から3号までの3つのことを書いて提出すればいいのね。ってことです。
 
 ただ、ここで要注意。
 申立書には、「特許異議申立人及び代理人」の氏名等を記載するのですが、
 審判請求書には、「当事者及び代理人」氏名等を記載することになっています。
 つまり、「異議の申立て」の場合は、申立てをする「特許異議申立人」の氏名等は記載するけど、相手方の「特許権者」の氏名等は記載しません。
 一方、「審判請求」の場合は、「当事者」となっているので、例えば無効審判であれば、請求人だけでなく、被請求人である「特許権者」の氏名等も記載しますよ(青本特131条)。

 



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