【弁理士】
「ちっちゃな成功体験は「使える☆」(その2)」


 弁理士試験受験生の皆様。TAC弁理士講座担当の齋藤晶子です。

 今回のテーマは「ちっちゃな成功体験は「使える☆」(その2)」です。

 今回は前回の続きです。
 数学が得意な方の例と、このシリーズのまとめです。
 では、お話していきますね。

1.あなたは何派?

(2)数学派の例

 今回は実際に得意科目が「数学」の私が、この試験の勉強法にどうやって成功体験を組み込んだかをお伝えします。
 数学な得な方であれば、まずは足し算、引き算から始まり、掛け算を九九で覚え、その逆の割り算を覚え、そして、文章問題、比例・反比例、方程式、証明問題・・・・・。最終的には微分積分。という感じで基礎の基礎から始まり、数に纏わる色んな法則を次々に積み上げていきますよね。そして、数学は新しいことを学習するとき、「公式」っていっぱいでてきますよね。
 私は、どちらかというと、英語は全くダメ。ですが、数学は大好きでした。更にいうと、小さい頃からとにかく「数」が大好きでした。デジタル時計を見たら、いつもその表示されている数字を足し算、引き算、掛け算、割り算をしていました。
 公式も丸暗記をしたことはなく、自分で教科書通り導くことができるかを試して、それから公式を使うようにしていました。自分で導いたら納得できた形で公式が使えるし、試験のときに緊張して公式を忘れたとしても自分で導けばいいので、その点でも便利です。そして、何より公式を自分で導くプロセスも楽しかったです。
 私はこの試験で使う法律はこの方法を活用して覚えていました。法律の制度趣旨を読んでから、その趣旨で目指す「効果」といわれるものを達成するために必要な「要件」を自分なりに導いてみました。要件を導くことは、数学の公式を導くようにはうまくいかなかったですが、それでも、自分なりに要件を導く中でその制度の背景を思い浮かべたりしていたので、必然的に使いこなせる知識になっていきました。制度の背景を考えながら条文を理解していくと、「この条文とこの条文は、背景が似ているから規定内容も似ている」とか、「似ているようで、場面が違っているから、要件もそれに連動している」とか、自分で使いこなせる条文が蓄積していき、条文間の理解が次々繋がっていきます。
 ついでにいうと、数が好きなので、私の条文の覚え方は、まずは条文番号と大まかな私がその条文に抱いているイメージを繋げて枠組みを作り、それから、細かい条文の要件をきっちり覚えていくようにしていました。
 この方法の詳細については初学者向けのコース等に組み込まれている「短⇔論ハイブリッド講義」や、初学者向けのコース上級論文本科生のコース等に組み込まれている「論文解法マスター」でもご紹介していきますね。


(3)まとめ

 この試験を受験される方が得意科目としているような条文を例にとってご説明しましたが、これは、なんでもいいです。
 つまり、私が言いたいことは、得意科目となるまでに、皆さんはどうやってその科目を「得意科目」にしたのかを思い出してください。
 「資格試験に合格する」ことには、ノウハウがあります。受験生全員の方向けの共通事項としては「受験機関で学ぶ」というのが無駄なく突破できる方法ですが、あと細かいところは、十人十色です。でも、ノウハウが確立されていたら、どんなことにも流用できるのです。だから成功体験を是非使ってください。
 「英語や数学等」と「法律」は勉強という点で共通しています。「法律」だけ特殊ではないです。


2.要は大好きになること

 私の友人のブログに衝撃の名言格言が書かれていました。
 「食欲がないのに食べることが健康に害があるように、欲望を伴わない勉強は、記憶として残らない。」ですって。これ、深いですね。
 やっぱり大好きなこととか大好きな人の情報って、記憶定着率が圧倒的に高いですよね。
 記憶定着率は大好き度に比例します。それは「知りたい」という欲望が強く影響しているからですよね。
 この試験の試験科目の条文を得意科目とリンクさせて「大好き」になって「もっと知りたい。楽しい」と思えるものにしてください。




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