【弁理士】
「「予習」とは「合法的フライング」である」


 弁理士試験受験生の皆様。TAC弁理士講座担当の齋藤晶子です。

 今回のテーマは「「予習」とは「合法的フライング」である」です。

 今回は、意外と語られていない「予習」の重要さについてお伝えしますね。
 確かに、予習か復習か、どちらが重要かと言えば、圧倒的に復習の方が大事です。
 でも、予習をうまく組み込むと、学習効果を高めることができます。
 私は、実は訳あって予習推進派なんです。その事情をご説明し、予習の良さを語りますね。

1.人生初の算数の授業で発覚した衝撃事実

(1)わからない。とけない。

 私が「予習」と共存して生きていくきっかけとなったのは、小学校1年生の初めの算数の時間です。
 算数の時間で、たぶん、足し算の準備段階くらいレベルの授業だったかと思います。
 人生初の授業で、ワクワクして先生のお話を聞いていたのですが、何をおっしゃっているのかわからなかったのを覚えています。
 先生は、一通り話し終わった後、教科書の問題を一斉に全員に解かせます。しかしながら、先生のお話が理解できなければ、問題を解かされてもできるわけないです。
 しかも、この先生の授業は、問題が解けたらそれを先生にお見せして、「全問正解できた人から休み時間に入れる」というシステムでした。
 そして私は、ご想像通り。人生初の算数の時間で、最後まで「全問正解」に到達できず、休み時間も終わってしまい、タイムオーバーでした。
 これ、すごくショックで、今でも覚えています。
 そのとき、自分なりにわかったことは、私は、みんなと一斉スタートで「よーい。ドン」だと、みんなと同じようにゴールまで到達できない人である。ということでした。


(2)そうだ★全部みちゃおう

 私は、スタートがみんなと同じだとだめ。でもこのままずっと、算数の時間の度に屈辱を味わいたくない。
 そこで、思いついたことは、先生がお話する内容も出題する問題も全部教科書に書いてあるから、前日に見ておけばいい。そうすれば、初めて聞く内容でもないから理解しやすいし、問題を授業前に解いて答えも見ておけば、授業ではすぐに問題が解けるはず。
 というわけで、授業前に教科書に目を通して、スタート時点をみんなより前倒し。つまり「フライング」をすることにしました。
 事前に教科書に目を通すことは禁じられているわけでもないので、「合法的」です。なんの違反でもないです。
 「フライング」はその後もずっと続けていくことになり、これが私の「地頭よくないガリ勉ちゃん」人生の幕開けとなりました。


(3)まるで別世界

 「フライング」で教科書も問題も目を通してから授業を受けると、この日の先生は前回私に算数を教えてくれた先生と同一人物とは思えないくらい、先生の教えてくださることがよく理解できました。私の頭に「スーッ」と浸透していく感じでした。
 私も生まれ変われました。前の日は、最後まで問題が解けなくて泣きそうでしたが、次の日はダントツ一位で先生に全問正解の花丸がもらえました。
 算数の時間は、これが快感になり大好きな教科になりました。


2.このひと手間で劇的に変わる

 お仕事がデキル人は「段取り力で差をつける」って言いますよね。事前準備はやっぱり大事なんです。
お料理なんかは、下ごしらえのちょっとしたひと手間で、味や仕上がりが劇的に変わるんですよね。
 例えば、スーパーで買う安いお肉も、数時間梨を摩り下ろしたものにつけておくとA5ランクレベルの高級なお肉の味と食感になるとか、レバーを牛乳につけておくと臭みが抜けてプロ級の絶品レバニラができるとか・・・・・。
 予習もそんな感じ。予習は復習に比べたら時間はほんの少しでいいのです。ほんの10分だけでも、目を通しておく。このひと手間で、授業の楽しさが劇的に変わります。先生のお話が、「スーッ」と頭に入るからです。
 予習で「ここがイマイチわかりくい」と思えたところは特に気合を入れてきくので、授業の時間にもそれなりにメリハリつけた受入れ態勢ができます。
 復習もすごく楽です。講義で理解は完成されているので、後は理解したことを完全に定着させるだけ。
 だから、復習だけしかやらないより、「予習+復習」にした方が、かける労力と時間を小さくして、大きな効果を生むことができますよ。


3.TACの新カリキュラムは「合法的フライング」やっちゃいます。

 従来のカリキュラムは、「基本講義」で基礎をさらっと学習し、「短⇔論ハイブリッド講義」で深く掘り下げて内容を固める形で動いていました。
 来年春から開講する、2020年、2021年合格目標の新カリキュラムは、「基本講義」の前にその予習講座として「入門講義」を組み込んで、より一層学習効率を高める方法で設定しています。
 しかも、予習の極意を皆様に惜しみなく伝授します。
 これから、弁理士試験受験を考えの方、是非ご検討ください。




お知らせ

「ガイダンスのご案内」
2020年、2021年の弁理士試験合格を目指す方に向けて、TACで新カリキュラムが来年2月から開講します。
このカリキュラムの説明を含め、「弁理士試験」についてのガイドや弁理士試験合格後の世界などご案内する無料ガイダンスを各校で実施します。
是非、いらしてください。