【弁理士】
「狙うのは、「総合優勝」ではなく「シード権枠」(その1)」


 弁理士試験受験生の皆様。TAC弁理士講座担当の齋藤晶子です。

 今回のテーマは「狙うのは、「総合優勝」ではなく「シード権枠」(その1)」です。

 今年は、お正月の風物詩、「箱根駅伝」大波乱で盛り上がりましたね。
 過去最高の視聴率を記録したみたいですね。私は今年初めて、往路も復路も全部見ました。
 プロのスポーツと違い、学生さんのスポーツは、選手の競技当日の体調や精神状態も想定外のことが起きてしまい、そこにドラマもありますね。
 あのレースを見て、様々な選手の立場やそのご家族の方の心境など、色々考えてしまいました。
 更に、レースが終わった後は、各局の報道番組で、名場面や密着取材を見て、今年のお正月は「箱根駅伝一色」でした。
 この気分が盛り上がったまま、この箱根駅伝を参考にして弁理士試験の受験生の皆様が、どうやって本試験を乗り越えることができるかをちょっと考えてみました。
 それで、到達した結論が、「「総合優勝」でなく「シード権枠」」ということでした。
 では、お伝えしますね。

1.短答式試験は箱根駅伝出場のための「予選大会」

 弁理士試験の短答式試験は近年ずーっと難関です。
 とはいっても、昔から言われている通り、弁理士試験の本選。つまり、「箱根の舞台」は「論文式試験」です。
 したがって、短答式試験は「箱根の舞台」の前の予選大会です。
 まずはここを通過しなくては、「箱根の舞台」で華麗に走ることができないのです。
 ここで、予選大会としての「短答式試験」はまず、「39点」いう基準点通過をしなくてはいけないです。
 しかも、本選である「論文式試験」で戦う実力をつけながら、予選大会通過の対策を立てる必要があります。
 ではどうやって、予選大会に臨むか。
 それは、「傾斜配分大作戦」です。
 つまり、「箱根の舞台」である「論文」でも主に問われる、主要四法(特許・実用新案・意匠・商標)が、高得点になるような戦略を立てます。
 更に言うと、先後願関連や分割・変更、優先権等の事例問題は絶対落とさないようなブレない実力を着実につけていきます。
 一方、条約、不正競争防止法、著作権法は、本選である論文では必要ない科目ですので、いかにポイントを絞って、効率よく「基準点超え(各教科4割以上)」を、最小限の労力で獲得するかがポイントです。
 例えば、不正競争防止法は定義(2条)と例外規定(19条)を押さえる。著作権法は、定義(2条)と著作人格権、著作権、例外規定(30条から47条の2くらいまで)がほとんどです。この辺をきっちり固めて、他は余力があればやる感じです。
 あとは、条約はなんといっても、PCTがやっかいですよねー。
 私が受験生時代は、科目基準点制度がなかったので、正直、PCTはお勉強をしたことすら記憶にないです。大体の受験生は捨て科目でしたよ。
 今はそうはいかないですよね。
 私は自分の受験生時代とあまりに事情が違うため、講師になってから必死に勉強しました。
 その中で、コンスタントにPCTを6問中4点以上獲得する方法を見つけました。
 それは、

(1)まずPCTの条文で基礎を固める。TACの講座であれば「条約不著攻略講義」のテキストを完全制覇
(2)特許庁の実務家テキストで流れを掴む。
(3)過去10年分のPCTの問題を解く。
(4)試験的にも実務的にも重要なPCTの条文と規則を番号だけを列挙して一覧表を作成し、それを順番に読む。
(5)(3)と(4)の出てくるPCTの条文と規則を条文集に印を付ける。

 という感じでした。
 そして、(5)で書き込んだ条文集を何回も何回も読みこんでいきました。
 でも、もっと書き込み条文集を手続きの流れに沿って、しかも一元化した情報があれば、効率よく学習できるのなあ。とぼんやり考えていました。
 そして、その「こんなのあったらいいなあ」の「究極の理想スタイル」を形にいしたのが、「PCT規則攻略セミナー」のテキストです。
 このテキストを作るのは想定以上に膨大な作業になってしまいましたけどね。
 大体、2ヶ月丸々かかったかなあ。
 でも、受験生の皆様がこれを作るのは、時間の無駄ですよ。
 だって、PCT規則は予選大会突破対策に過ぎないのですから。2ヶ月丸々かけている場合ではないです。しかもこの資料を作ったって、頭には入っていませんから。
 それは、予選大会突破対策限定として適切な勉強方法ではないです。
 予選大会突破用の時間と労力は、箱根駅伝本選のための実力強化にために注ぐべきです。
 だから、是非、この時期の「PCT規則攻略セミナー」で、予選大会までの時間を有意義に使ってみるといいと思いますよ。

 次回はいよいよ、箱根の舞台の本選「論文式試験」についてお伝えしますね。




お知らせ

「直前対策講座のご案内」
 2019年の弁理士試験合格を目指す方に向けて、TACでは様々なオプション講座をご用意していますよ。
 短答対策としては、「法改正セミナー」や、本ブログでご紹介しました「PCT規則攻略セミナー」、主要四法で40点中9点分位出題される審判の問題の徹底攻略を目指す「審判克服セミナー」などがありますよ。
 是非、ご活用ください。