【弁理士】
「狙うのは、「総合優勝」ではなく「シード権枠」(その2)」


 弁理士試験受験生の皆様。TAC弁理士講座担当の齋藤晶子です。

 今回のテーマは「狙うのは、「総合優勝」ではなく「シード権枠」(その2)」です。

 今回は、箱根駅伝の本戦。つまり「論文式試験」の攻略法について、お伝えしますね。

2.論文式試験は「箱根の舞台」

 弁理士試験の論文式試験は、条文の知識を詰め込んで、それを活用して事例問題を対処する力が問われます。
 短答式試験対策としては、基礎体力を鍛えることが重視ですが、論文式試験はそれを自在に活用して、事例問題に対処する力が問われます。受験生としての、腕の見せ所になります。
 ところで、ここをどう乗り切るかが問題となりますが、箱根の舞台で戦う選手はやはり総合優勝を狙いたいところですが、そこはお手柔らかに。総合優勝ではなく、シード権枠狙いでお願いします。
 シード権枠は、出場校は22校(関東学生連合を加えると23チームになります)で、そのうち10校です。だから、真ん中より少しだけ上の順位を狙ってください。
 論文式試験の合格基準点は素点ではなく偏差値で54を全教科そろえることです。偏差値50が平均点なので、偏差値54は真ん中よりちょっと上ですよね。22校の中で10位以内だから、まあ大体こんな感じですよね。
 因みに、論文式試験の場合は、総合優勝を狙ってしまうと、余計なことを書いてしまって、それが加点になればいいですが、へたに書いてしまったことで地雷を踏んでしまい大減点になってしまう可能性もあります。つまり、総合優勝狙いが裏目に出てしまい、シード権枠も獲得できなくなってしまうこともあります。
 つまり、往路の第1区から復路の第5区であるゴールまで、ずーーっと、8位から10位辺りをコンスタントに維持することを目標にする感じで、淡々と走り続けることが論文式試験の合格の必勝法です。
 ここで、例えば、華の第2区とか、山の神狙い第5区とか、そんな花形のポイントで格好良くきめたいと思って飛ばしてしまうと、ペースを乱して順位を落としてしまうことが結構ありますよ。
 それよりは、余計なことを考えずに自分のペースを守って只管前進していくのです。
 「勝ちに行く」のではなく「ミスをしないで無難に過ごす」といいです。
 そうすれば、いつの間にかゴールに到着し、シード権枠にも食い込んでいるね。という感じになります。
 論文式試験の合格の仕方は、「勝負に勝つ」という意識が強すぎすると足元掬われます。
 だから論文でどうやって勝つかを正確に把握することは重要です。知識や論述する力を只管伸ばしていくだけでは論文式試験の合格を掴むことができないです。
 論文式試験対策としては、知識を培い活用する力を養うだけでなく、シード権枠辺りをキープしながら淡々と勝ち進むためには、「どの程度問題文の文言に反応しどの程度答案に記載すべきか」というさじ加減を見極める訓練、つまり「練習試合」で場数を踏むことが必要になります。
 この練習試合こそが論文答錬です。
 「飛ばしすぎず淡々とシード権枠」というのが実際にどんな感じなのかは、条文やテキストで知識を詰め込んでも把握できませんよ。
 論文答練での解説では、論文の解答解説や書いて欲しかったポイント、落としてはいけないポイントなんかもお伝えしますが、受験生の平均より少し上のレベルの方達がどの位までどんな感じで論文を仕上げたかの生の情報を発信し続けますよ。
 てっぺんを目指すのでなく、論文答練で、最低限クリアすべきことを毎回学習し、無駄のない勉強をしましょう。
 是非これを活用して華々しく合格を掴んでください。




お知らせ

「直前対策講座のご案内」
 2019年の弁理士試験合格を目指す方に向けて、TACでは様々な直前対策講座をご用意していますよ。
 論文答練パックでは、箱根の舞台のための練習試合を毎週開催していますよ。
 また、短答対策としては、「法改正セミナー」や、「PCT規則攻略セミナー」、主要四法で40点中9点分位出題される審判の問題の徹底攻略を目指す「審判克服セミナー」などがありますよ。
 是非、ご活用ください。