【弁理士】
「これで題意把握ミスをすっきり解消。
「熟成」論文の超簡単お手軽レシピ」


 弁理士試験受験生の皆様。TAC弁理士講座担当の齋藤晶子です。

 今回のテーマは「これで題意把握ミスをすっきり解消。「熟成」論文の超簡単お手軽レシピ」です。

 今回は、弁理士試験の受験生が抱える悩みでよくあるもの。これ。
 「知識はあるのに、答案構成段階で題意把握ミスをして、項目を落としたり、全然違う項目を書いてしまったりするんですよー。」
 ほんと、わかります。私もそうでした。
 受験生時代はずーーーっと、題意把握ミスに悩んでいましたから・・・・。
 私は、合格した年の本試験では、なぜか神が降りたのか、出題された先生とノリがあったからなのか、題意把握ミスも論点落としも全くせず、合格しました。
 でも、受験生の準備としては、たとえ出題された先生とのノリがイマイチ合わなくても、確実に点を獲得して、合格を掴む方法を確立しておく必要がありますね。
 とはいえ、個々の事情によりますし、個々の知識のレベルも違いますので、どんな人でも題意把握ミスをしない方法はご提案できませんが、最近、ちょっとそれに近い形での攻略方法を見つけました。
 実は、この方法はある受験生が「試しにやってみたら劇的に点数が上がり、しかも題意把握ミスがなくなった」というもので、私が開発した方法ではないです。
 ただ私も、この方法に近い形で答案を作成していましたが、この方の方法はもっと確実に点を取れそうな感じですよ。
 その方法をご紹介しますね。


1.「熟成」論文とは?

 まず、「熟成」論文って何?あ。これ私が勝手に命名した言葉です。業界用語でもなんでもありません。
 2、3年前から、「熟成牛」とか「熟成魚」とか、そんなグルメが大ブレイクしたので、その「熟成」部分をパクリました。
 実際に、論文式試験の時間は、特・実で2時間、意匠及び商標であれば1時間半なので、その短時間に長時間「熟成」は不可能です。
 でも、「熟成」に近いことをやります。ということです。
 お仕事でもよく、書類を作成して、一晩寝かせて、また次の日に見てみると、意外に文章がきちんとできていなかったり、誤記がいっぱい、ということを発見できますよね。
 そんな感じのことを短時間で実現させるイメージです。

2.「熟成」論文レシピ

 もしかして期待されたかもしれないですが、手法としては「画期的」感ゼロです。
 でも、意外とやってそうでやってなかったかなーという感じかも?ただし、結果が出る確率は相当高いです。
 結論から言うと、構成を2回以上します。
 通常の論文の作成の工程は、例えば「特・実」では、
 (1)問題Iの問題を読んで構成し全文書き
 (2)問題Ⅱの問題を読んで構成し全文書き
 っていう感じですよね。
 「熟成」論文の場合は、この流れをちょっとだけ変えてみます。
 (1)問題Iの問題を読んでざっくり構成
 (2)問題Ⅱの問題を読んでざっくり構成
 (3)問題Iの問題を読んでがっちり構成し全文書き
 (4)問題Ⅱの問題を読んでがっちり構成し全文書き
 という流れにします。

3.「熟成」論文が題意把握ミスを解消する理由

 条文のお勉強のときにもお伝えした内容ですが、ある文章を読むときは、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方が、絶対精度が上がります。
 1回目はストーリーを追うだけでいっぱいいっぱい。でも2回目よりも3回目と回数を多くすれば、ストーリー以外の景色も見えたり、本質が浮き彫りになってきます。
 論文式試験の問題文の読み方もこれを活用します。
 1回目は「ストーリーを追うだけ」の「ざっくり読みとざっくり構成」、2回目はちょっと余裕が出てくるので周りの景色も見て、列挙すべき根拠条文の漏れなんかも気がつくことができるし、設問ごとの出題者の意図だけでなく、問題ごと、つまり「問題I全体」と「問題Ⅱ全体」の出題者の意図も掴む感じで、「がっちり読みとがっちり構成」をします。
 そして、構成を「がちっ」と固めて全文書きをします。
 この、方法のポイントは、「ざっくり」と問題Iを着手し、問題Iの構成が不確定でボヤーっとしたまま、問題Ⅱに着手してしまうことなんです。
 問題Ⅱに着手している間に、問題Iとは全く別の文章を読むことで違う世界にいけます。その間に超短期間ですが熟成ができます。そして、熟成明けの状態は違う観点で問題Iを読める自分になっています。
 ここがポイントです。回数を重ねたら、正確に文章を読むことができますが、時間が限られているので、そんなに何回も読み込むことはできませんよね。
 だから、「熟成」とう工程を取り入れることにより、盲目に何回も読むよりも圧倒的な効力を発揮できるのです。
 この方法をやってみた受講生が、点数が劇的アップしたんですよ。これは偶然ではないです。
 これは、本番前に練習試合である論文答錬で、是非試してみてください。
 時間配分なんかにちょっと工夫が必要かと思いますので、本番にいきなりなるのは危険ですので、是非お控えくださいね。




お知らせ

「直前対策講座のご案内」
 2019年の弁理士試験合格を目指す方に向けて、TACでは様々な直前対策講座をご用意していますよ。
 論文答練パックでは、箱根の舞台のための練習試合を毎週開催していますよ。
 また、短答対策としては、「法改正セミナー」や、「PCT規則攻略セミナー」、主要四法で40点中9点分位出題される審判の問題の徹底攻略を目指す「審判克服セミナー」などがありますよ。
 是非、ご活用ください。