【弁理士】
読み替えって、正直無理なんですけど・・・
(攻略法ご紹介編)


 弁理士試験受験生の皆様。TAC弁理士講座専任講師の齋藤晶子です。

 今回のテーマは「読み替えって、正直無理なんですけど・・・(攻略法ご紹介編)」です。

 来年合格に向けたインプットの基本講義(体系編)もスタートして、特許は終了しました。その特許では審判を学びました。
 審判で悩ましいのは、審判は手続の流れが重要なのに条文は流れに沿って並んでいないです。だから条文の読み方は、手続の流れの中のどこをやっているのかを確認しないと、結局何を勉強しているのかわからなくなってしまい迷走してしまいます。
 この点は今後の基本講義(逐条編)の中で、押さえていくので心配なく。フローチャートを活用し進行するので、受講生の皆さんのお悩みは解決できるかな?と感じます。
 ただ、審判でもう一点。さらに悩ましいことがあります。
 それは、読み替え条文が多発していることです。
 その中でも、159条と163条ですよね。
 これは、例えば、条文の中にかっこ書で「除く」があり、更にただし書があって、「この限りでない」となっていて、結局オチはなんなの?となり、お勉強をしていると、室内でも十分熱中症になりそうな勢いです。
 講義後、「この条文意味わかんないです」と例年いつもご質問があります。納得納得。おっしゃる通り。私も受験生時代読み替え条文は嫌いでした。でもここは目を逸らさず正面から向き合って丁寧に読み込むか、逃げてしまうかで、勝負が決まります。
 短答式試験の試験対策攻略法は、小難しい基本書や審査基準等のマニアックなものに手を広げることではありません。受験生はこういうのに走るのがお好きな方が多いですけどね。実は、そんなことより、面倒な条文の読み込むという、基本中の基本のことの方が遥かに重要です。これは過去問題を10年、なんの目的もなく解き進めるよりも価値のあることです。
 だから、着実な合格を掴むために、読み替えを一緒に攻略しましょう。
 これは、確かに面倒な作業ですが、ハマると楽しいです。
 ではどうすればハマるかというと、読み替え条文を自分で作ってしまうといいです。
 ご存知かもしれませんが、ネットで検索すると、受験に必要な条文、例えば特許法などは、電子データがあります。
 そして、これを活用して、お手元のご自身の条文集を見ながら、オリジナル読み替え条文を作ってしまうと楽しいですよ。パズルみたいなので。
 ちなみに、手書きでやるのはさすがに無駄に時間がかかるからおススメできないですねー。せっかくなので、便利アイテムを有効活用していきましょう。
 例えば、159条と163条は、1項が53条の読み替えで、2項が50条の読み替えですよね。
 だから、53条と50条の条文のデータをワードの文書に貼り付けて、159条と163条の条文に記載されている指示通りに、読み替え作業をすると、結局、159条と163条の1項と2項の完成形は何かがわかります。
 天才的な人で、本質をすぐに掴んでしまう特殊な能力を持っている人でない限り、この地道な作業をしないと、読み替え条文は攻略できません。
 更に言うと、こういう面倒で受験生が逃げてしまうところが、短答式試験で狙われるところですよ。
 まずは、パズルのような地味で楽しい作業を実際にやってみてください。「急がば回れ」で、地道にこういう作業を積み上げた方が条文を早く自分のものにできますよ。
 次回は、その中でご質問が多かった、上記の例の「159条と163条の1項と2項」の解説をしますね。お楽しみに。


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