【弁理士】
合格する人しない人。この差って何?
(お勉強編その2)


 弁理士試験受験生の皆様。TAC弁理士講座専任講師の齋藤晶子です。

 今回のテーマは「合格する人しない人。この差って何?(お勉強編その2)」です。

 前回の続きで、「お勉強の面」からお伝えしていきます。

2.勉強編

(3)具体的な対策

①そもそも、体系的な学習ってなんなの?
 そうですよね。これは、あいまいな表現でわかりにくいですね。「逐条的な学習」であれば、条文ごとに一つ一つ勉強していけばいいけど、「体系的」って言われてもねえ。っていうお問い合わせ多いです。
 簡単に言うと、体系的っていうのは答えが一つではないです。
 いろんな観点から条文を繋げてみたり、シャッフルしてみたり、共通点を発見したり、同じように見えても実は微妙に違うことを発見したりする、頭の体操のようなことを四法でやってみることです。私は、この「体系化」が大好きで、やり始めると夜も眠れなくなってしまいます。
②具体例
 例えば、
 a)四法で同じテーマで、違いを発見してみる。
  ・出願分割の時期は特許では、44条1項各号、実用新案では、11条で44条を準用、意匠では10条の2、商標では10条に規定されています。
   この中で、特許と商標は、補正ができない時期でも分割できるなあ。と発見する。とか。
  ・出願公開制度は、特許(64条)と商標(12条の2)はあるけど、実用新案法や意匠法にはないなあ。とか。
 b)権利が共有である場合は、出願段階の特許を受ける権利でも、権利化後の特許権でも持分を譲渡するときやライセンスの設定許諾は他の共有者の同意を得なければならない(特33条3項、33条4項、73条1項、73条3項)。とか。
 c)「承諾」という文言は、特97条とか特127条みたいに、承諾をもらう人と承諾をする人の地位に差がある。一方、「同意」という文言は、権利が共有のときみたいに、同意を得る人と同意する人は対等の立場。とか。
 d)特29条の2の「他の出願」が、通常の出願、優先権を伴うとき、分割出願をしているとき、国際特許出願であるとき、国際特許出願で優先権を伴うとき、「当該出願」は特29条の2で拒絶されるか。とか。
 e)意匠法では、先願意匠又は公知意匠が「通常の全体出願」「部品の出願」「部分意匠」「組物の意匠」のときのそれぞれで、後願意匠が「通常の全体出願」「部品の出願」「部分意匠」「組物の意匠」である場合、意匠法3条1項、3条2項、3条の2、9条の適用はどうなるのか?
 これは、使う条文は8つほどでも、解答はなんと64通りでています。
 こんな感じで色んな場面へ、条文の理解を広げてみる訓練をしてみることですよ。
③体系的に広げていくのは、なかなかねえー
 そうですよね。自分でやってみてください。って言われても慣れていないと、これって難しいですよね。
 そこでおススメのテキストがあります。TACの基本講義で使用している教材「ELEMENNTS」です。
 これは、テーマごとに条文を組んでいて、説明もわかりやすいです。実は論文や口述対策として即戦力になるようなインプット内容がいっぱい盛り込まれていて、初学者用テキストなのに、侮れないです。




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