【ビジ法】
問題を仕分ける!


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 皆さん、こんにちは。ビジ法試験合格のためには、問題を解くこと、特に過去問を解くことは欠かせません。そこで、今回は、ただ解くだけではなく、有効な問題の解き方のお話をします。

1.分野別~実施回別

 本番まで1ヶ月半となったので、そろそろ一通りの勉強は終わったという方も多い頃ではないでしょうか。そこで、勉強した内容がしっかりと理解出来ているか、知識は定着しているかを確認するためにも、出来るだけ多くの問題を解いてみてください。特に、ビジ法試験は、過去に出題された問題が、手を変え品を変え出題されますから、過去問をしっかりと解けるようになることが必要不可欠です。また、TACの2級対策講座では、問題を解く答練や予想模試だけでも受講できるようになっていますから、これも利用してみてください。中でも、予想模試では12月の42回試験に出題が予想される分野を厳選して出題していますから、本番に向けた予行練習としては最適です。
 問題を解くにあたっては、最初のうちは、分野別に解くと良いです。今日は会社法を解こうとか、今日は破産法を解こうといった感じにです。そして、一通り分野別に解き終われば、次は、実施回ごとに解くようにしてください。そうすると、分野別に解いていた時には解けた問題なのに、あれこれ分野が入り乱れると急に解答に迷いが出てしまうということがあるはずです。本番は、もちろん色んな分野から出題されるわけですから、そのための練習としても、実施回ごとに解くことは重要です。

2.自分なりのランク付けをする

 そして、実施回別に解くようになった頃には、ただ解答を出すだけでなく、問題にランク付けをしながら解くようにすると良いです。このランク付けは、重要度ではなく、自分自身の手応えに基づくランク付けです。例えば、この問題は確実に正解出来たと思えば◎、自信はないけど、おそらく正解だろうと思えば〇、よくわからない問題だった場合は△と付けます。その上で、答え合わせをした時に、◎を付けて、なおかつ実際に正解出来ている問題であれば、おそらく100回解いても100回正解出来る問題であろうと思います。よって、この問題に関しては、もう御役御免として、次に解く際には飛ばします。逆に、◎を付けたのに間違っている問題は要注意です。それは、誤って知識を定着させているか、重大なケアレスミスをしていることを意味しますから、必ず間違った理由を確認してください。これを何度か繰り返すと、どんどん解かなければならない問題が減っていくでしょうから、無駄な時間を省略出来る上に、あと残りの時間でやるべきことが目に見える形で明確になります。最終的にすべての問題に◎が付き、そのすべてが正解になれば、何の問題もありませんが、やはり何問かは、〇や△のまま残る問題もあるでしょう。そして、その中には、いつもこれに迷うな~と思うものや何度やっても覚えられないというものもあるはずです。そこで、そのような何度も間違う問題、何度も迷う問題をピックアップして、ファイルを作ります。問題丸ごとではなく、選択肢毎にピックアップした方が良いです。また、よく犯してしまうミスなんかも、ファイルに加えておくと良いです。例えば、適切でないものを選ばなきゃいけなのに適切なものを選んでいる、登場人物のABを逆に読んでしまって答えを間違えた等です。このなかなか正解出来ない選択肢、よく犯してしまうミスを集めたファイルこそ、自分の弱点が集まった、いわば「弱点集」ですから、試験会場にも持参し、電車の中や試験前の時間に見直し、弱点を補強するのです。どんなに弱点と言っても、直前に目を通していれば、さすがに試験中でも思い出せるはずですからね。

 以上、点数を伸ばす一番の近道は、普段取れないところで点数を取ることです。普段間違ってしまう問題でも、何とか本番だけは正解出来るような工夫をしてみてください。