【ビジ法】
5択問題(4択問題)と言っても様々!


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 皆さん、こんにちは。ビジ法試験では、3級で4択問題が30点分、2級ではすべてが5択問題で出題されます。しかし、一言で5択問題(4択問題)と言っても、その出題形式は様々あります。そこで、今回は、それぞれにおける解き方のコツをお話します。

1.最も適切なもの(最も適切でないもの)を選ぶ問題

 ①~⑤(3級では①~④)の中から、適切なもの、適切でないものを一つ選ぶだけの問題が最も単純な問題です。この形式の場合、コツと言える程のものはありませんが、注意すべきはケアレスミスです。適切なものを選ぶ問題で適切でないものを選ぶようなことのないように気をつけてください。幸い、7月実施の41回試験から、適切でないものの場合、アンダーラインが引かれていますので、ミスしにくいように工夫されてはいます。
 この問題形式では、仮に①を読んで、これが正解だと確信した場合には、その後の選択肢を読まずに次の問題へと移ることをおススメします。既に正解を確信しているのに、その他の選択肢を読んでしまうと、かえって迷いが生じてしまい間違ってしまう可能性が高いのです。

2.適切なものの組合わせを選ぶ問題

 正解を選ぶ選択肢に①アイウ②アイエのような組合せ(2級では3つの組合せが多く、3級では2つの組合せ)が用意されていて、正しいもののみを含んでいる組合せを選ばせる問題がこれです。この形式の場合、適切でないものの組合せを選ばせる問題は近年出題されていないので、ケアレスミスに注意する必要はないでしょう。
 この問題形式では、すべての文章を正確に判断できなくても正解が出せるという意味では、一番点数が取りやすい問題と言えると思います。例えば、ア正しい、イ誤り、ウ正しい、エ正しい、オ誤りの問題で、選択肢が①アイウ②アイエ③アウエ④イウエ⑤ウエオであったとします。とすれば、イが誤りであることが判断できた時点で、③か⑤しか正解はあり得ないことになり、両者はウエが共通で含まれていますから、もはやウエは読むまでもなく正しいことになります。あとは、アとオの判断さえ出来れば、正解が出せます。

3.すべての〇×を判断させる問題

 近年、お目見えした出題形式として、①ア〇イ×ウ×エ〇オ〇のように、各文章の正誤をすべて正しく示してしるものを正解として選ばせる形式があります。この問題形式の場合、すべての文章の正誤を判断出来なければ、正解が出せないことが多いため、解く順番として後回しにして、余った時間でゆっくり解くようにすると良いでしょう。どうしてもわからない問題であった場合、多数派の意見を採用していけば、正解を出せる可能性もあります。例えば、選択肢を眺めたときに、①②③はアが〇、④⑤はアが×となっていれば、④⑤が正解である可能性は低いです。この形式の問題数は3問程度です。

4.個数問題

 一番厄介な問題が適切なもの(または適切でないもの)の個数を答えさせる問題です。これは正真正銘、すべての文章を確実に判断できないと正解を出せない問題形式です(もっとも、2個間違ってしまったために、結果オーライで正解になる可能性はありますが)。この問題形式で正解を出すのは難しい、少なくとも、解き終わった瞬間に正解を出せたと確信することは難しいため、よほど得意分野からの出題でない限り、最後の最後に解くようにすれば良いでしょう。正解を出すのが難しいと言っても、配点が大きくなっているわけではないですから、こんな労力を使う問題に時間を割くのは非合理的だからです。この形式の問題数は2問程度です。

 以上、どの出題分野から何点取るかを事前に戦略を立てるべきことを以前にお話しましたが、これに加えて、どの出題形式で点数を取るかも、試験本番中の戦略として利用して欲しいと思います。