【ビジ法】
第42回検定試験「雑感」


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 皆様、こんにちは。そして、第42回試験を受験された皆様、お疲れさまでした。もうすでに、自己採点等で結果の目星はついているのではないでしょうか。70点を超えていたという方々は、合格発表を楽しみに待ちましょう。
 具体的な内容に踏み込んだ総括は、次回のブログから行うとして、今回のブログは、第42回の3級、2級の問題を解いた上でのざっくりとした感想を、実際に解答速報を作成した直後に書いていきます。

1.第一印象

 まず、問題を見た瞬間に感じたことは、問題文が短いな~ということです。実際に受験された皆様も、時間に余裕があったのではないでしょうか。問題文が短く、余白が多かったことから、また文字が大きくなったのかと錯覚したくらいでした。
 逆に、3級の空欄補充問題は文章が長いな~と感じました。しかし、これはそれだけ空欄の前後で、語句を説明してくれていることになるので、むしろ、解答しやすくなっているのです。

2.実際に解いてみて

 前回の試験の合格率が低かったことから、今回はある程度、問題が簡単になるのではないかと予想はしていましたが、それ以上に簡単な問題であったと思います。とはいえ、問題が簡単だったからと言って、合格点が変わるわけではありませんから、今回受験された方はラッキーだったと言えます。特に3級に関しては、身構えてた方であれば、拍子抜けするくらい簡単だったのではないでしょうか。2級に関しても、前回と比較した場合はもちろん、例年と比較しても簡単であったように思います。
 その原因は、ほとんどの問題が過去に何度も出題されているような重要ポイントから出題されていたこと、若干問い方の角度の異なる選択肢がいくつか見られましたが、こと正解を選ぶ分には、ほとんど影響のない部分であったこと、あらかじめ予想された分野からストレートな問題が出題されていたことです。
 ただし、3級、2級ともに、個人情報保護法の改正部分を問う問題が出題されており、この問題だけは、正確かつ最新の知識が必要であったため、難問でした。

3.今後の対策

 先ほど、今回受験された方はラッキーだと言いましたが、次回以降の受験を検討されている方にとっては、逆のことがあてはまります。今回、合格率の上昇が予想されますので、次回は、問題を難しくすることも予想されます。少なくとも、今回よりも簡単であることは考えにくいです。ましてや、次回から、改正民法も出題範囲に入ることもあって、予断を許しません。よって、油断することなく、最善の準備を整えて欲しいと思います。
 もっとも、はっきり言えることは、しっかりとポイントを押さえた学習をした受験生の皆様にとって、それがしっかりと報われる問題が出題されているということです。個数問題等、ことさらに正解の出しにくい問題形式で出題したり、マイナー分野から細かい知識を問う問題だと、実力が反映されない形の結果となってしまいますが、若干、難しくなったとしても、今回のような出題が今後も続くのであれば、より合格を目指しやすい試験になるのではないでしょうか。