【ビジ法】
直前対策シリーズ最終回
「こんな出題になるのでは?」


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 皆さん、こんにちは。いよいよ、第43回のビジ法試験まであと4日となりました。本番に向けての最終チェックは万全でしょうか?今回のブログでは、今更、踏み込んだ細かい内容をあれこれ言っても仕方ないので、当日の出題を色々予想して、その対応策をお話ししたいと思います。


1.難易度予想

 前回、12月に実施された試験が3級、2級ともに簡単な問題であったため、合格率は一気に上昇しました(過去最高レベル)。その前の7月に実施された試験で、特に2級の合格率が極端に低かった(過去最低レベル)ことを考慮したものと考えます。したがって、今回の試験は、少なくとも、12月よりは難しい問題が出題されると予想します。とはいえ、また合格率が急激に下がることも避けたいでしょうから、前回と前々回の中間程度の難易度の問題となるでしょう。


2.改正民法からの出題

 今回の試験から改正民法からも出題されることになっていますが、未だ実務は現行民法で動いていること、公式テキストの記載が現行民法中心であること等を踏まえると、今年度の出題は、最小限度にとどまるのではないかと予想します。したがって、2級では、大きく変更される部分について、新旧比較の形の問題が一問程度出題され、残りの問題は改正による影響のさほどない部分から出題されると考えます。また、3級では、同様に、新旧比較の形で一問程度出題され、残りは、空欄補充の文中に改正に絡む記述があり、それを踏まえた用語の穴埋めが出題されると考えます。よって、大きく変更される部分として、新旧比較の形で最も出題しやすいのが、債務不履行責任、瑕疵担保責任の絡む分野です。また、空欄補充で出題されやすいのが、用語の変わった部分、時効の完成猶予や更新、錯誤取消し等でしょう。


3.出題形式

 2級の問題は、すべて5択問題で出題されるとはいえ、その形式は、正誤を一つ選ぶものから、正解の組合せを選ぶもの、個数を答えさせるものと多種多様です。近年は、正解の組合せを選ばせる問題が増えてきているので、この形式が多数を占めるでしょう。そして、この組合せ問題の形式は、時間さえ許せば、最も正解を出しやすい出題形式といえるため、ここで何点稼げるかが勝負になります。他方、個数問題や近年流行りのア〇イ〇ウ×エ×オ〇といった選択肢を並べる形式の出題は、正解を出すのが難しいため、余程得意分野からの出題でない限り、後回しにして解くのが良いでしょう。

 3級の問題は、正誤問題(30点)、空欄補充問題(40点)、4択問題(30点)で出題されることが固定です。この中で、空欄補充問題が配点も大きい上、最も点数が取りやすい形式なのではないかと考えます。よって、最後の最後まで諦めずに、一つでも多くの語句を入れられるよう文章を読み込んでください。どうしてもわからない場合は、選択肢の語群を見れば、この語句しか入りようがないことに気づくことがあります。


4.問題文の長文化

 近年の問題は、特に3級の空欄補充問題の文章が長文化している傾向があります。もっとも、これは問題が難化したのではなく、むしろ空欄に入れるべき語句のヒントを多く与えてくれているのです。ですから、文章をよく読めば、空欄に何が入るのかがわかってきます。
 これに対して、4択問題(3級)や5択問題(2級)の問題文は短文化の傾向にあります。よって、しっかりとポイントを押さえた知識を整理出来ていれば、短時間で正解が出せる問題が多いです。


5.最後のメッセージ

 ここまでしっかりと準備をされて試験に挑まれる皆さんであれば、充分に合格できる力があるはずです。そこで、良い結果を期待していますだとか、頑張ってくださいだとかは、言うまでもありませんので、もはや言いません。私が望むことは、このブログを読んでいただいた皆様、またTACの講座等で勉強された皆様が本番で存分に実力を発揮してきて欲しいということです。やれることはすべてやった上で、試験に臨んでください。