【ビジ法】
臨時ブログ「今ならまだすぐに使える民法を学べるチャンス」


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 ビジ法試験の受験を検討されている皆様、こんにちは。ビジ法試験を受験するにあたって、今、一番心配されているのが、民法改正だと思います。昨年の通常国会において、120年ぶりに民法の大きな改正が成立しました。もっとも、改正が成立したからといってすぐに使われるわけではなく、施行は2020年4月が予定されています。資格試験の場合、試験実施時点で施行されていない法律を出題することは通常ないのですが、ビジ法試験では、前年の12月の時点で成立している法令を基に出題されることになっています。したがって、2018年7月に実施される43回試験以降は、改正された民法から出題されることになります。


1.どのような出題が予想されるか

 とはいえ、ビジ法試験はその名の通り、ビジネスで必要な法律の知識を身に付ける試験ですから、今、改正民法を勉強したところで、2020年までは実務で使うことはありません。したがって、今後も、現行民法を使って仕事をする機会がしばらくは続くことになります。
 また、ビジ法試験を実施している商工会議所から、毎年「公式テキスト」が出版されていますが、それを見ると、本文は現行民法を基に書かれていて、改正部分を後でまとめて指摘するという記述になっています。
 これらの点から、少なくとも、本年実施される43回(7月)、44回(12月)の試験では、あくまで主に現行民法を前提に出題され、改正により変更となる要点をまとめた出題が数問なされる程度にとどまるのではないかと予想します。よって、近時にビジ法試験3級を勉強された、合格された方や他の試験等で少しでも民法を勉強したことのある方にとっては、今年であれば、その知識を生かして受験することができます。もっと言えば、今ある知識を生かして受験できるラストイヤーとも言えます。そこで、改正民法を懸念して受験を迷われているのであれば、今こそ受験すべき時です。


2.即効性のある知識

 前述したように、2020年までは、ビジネスにおいて改正民法は使われません。そこで、今すぐにでも、学んだ知識を仕事に活用したいというのであれば、現行民法の知識が必要です。おそらく、来年の試験からは、改正内容に踏み込んだ出題が増えるでしょうし、再来年の試験からは、全面的に改正民法で出題されるでしょうから、現行民法をじっくり勉強できるのも、今年がラストイヤーと言えます。


3.現行民法~改正民法へ

 逆に、現行民法を勉強したところで、どの途、改正民法を勉強し直さなければならないから、受験を控えるという方もいるかもしれません。確かに、従来の制度が変更される部分もありますから、覚え直さなければならないこともあります。しかし、現行の民法を知っている状態で新しい民法を見ると、従来から争点になっていたことを明文にしてはっきりさせたんだなと感じる部分が非常に多く、現行民法を知っているからこそ理解できることも多くあります。したがって、現行民法を勉強することは決して無駄にはならないのです。


4.ダブル合格、ステップ合格も視野に

 ビジ法試験を受験される方の多くは、勉強で得た知識を何らかの形で仕事に活用したいとお考えでしょう。そうでれば、3級で基礎をしっかりと固めた上で2級を目指すことがベターです。出題傾向として、同じ知識でも、3級では単純に言葉の意味や知識があるかどうかが問われることが多いのに対し、2級ではそれを実際の事例に適用する形で出題されます。言い換えると、3級を学んだだけでは、知識があるだけで終わってしまいますが、2級まで学ぶことで、本当に使える知識となるのです。
 この点、ビジ法試験は、午前中に3級、午後から2級の試験が実施されますので、一日でダブル受験が可能です。そこで、勉強時間を充分確保できるという前提はつきますが、ダブル合格を目指されるのも良いでしょう。ダブル受験には、重複した勉強を回避できる、短期間の勉強で終わらせることができる等、多くのメリットもあります。逆に、無理なく勉強して、着実に合格したいというのであれば、7月に3級を受験、12月に2級を受験するステップ合格を目指されるのも良いでしょう。

 TACでは、皆様のニーズに答えることができるようダブル合格、ステップ合格いずれにも対応したコースを用意しています。また、いつでも、やる気のある皆様の参加を待っています。もう手遅れだとか、自分には無理だと決めつけることなく、是非、一緒に法律の勉強の楽しさを味わっていきましょう。

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