【ビジ法】
「無駄を省く!」


TACビジネス実務法務検定試験®講座
専任講師 田畑 博史


 皆さん、こんにちは。ビジ法試験本番まで1ヶ月半となったので、そろそろ一通りの勉強は終わったという方も多い頃ではないでしょうか。ビジ法試験は、過去に出題された問題が、手を変え品を変え出題されますから、過去問をしっかりと解けるようになることが必要不可欠です。そこで、勉強した内容がしっかりと理解出来ているか、知識は定着しているかを確認するためにも、出来るだけ多くの問題を解いて欲しいところです。そこで今回は、過去問を効率的に解きつつ、本番までに準備して欲しい物のお話しをします。


1.自分なりのランク付けをしながら解く

 点数を伸ばす一番の近道は、取れなかったところで点数を取れるようになることです。そこで、過去問を解く際には、ただ解答を出すだけでなく、問題にランク付けをしながら解くようにすると良いです。このランク付けは、重要度ではなく、自分自身の手応えに基づくランク付けです。例えば、この問題は確実に正解出来たと思えば◎、自信はないけど、おそらく正解だろうと思えば〇、よくわからない問題だった場合は△と付けます。その上で、答え合わせをした時に、◎を付けて、なおかつ実際に正解出来ている問題であれば、おそらく100回解いても100回正解出来る問題であろうと思います。よって、この問題に関しては、もう御役御免として、次に解く際には飛ばします。逆に、◎を付けたのに間違っている問題は要注意です。それは、誤って知識を定着させているか、重大なケアレスミスをしていることを意味しますから、必ず間違った理由を確認してください。これを何度か繰り返すと、どんどん解かなければならない問題が減っていくでしょうから、無駄な時間を省略出来る上に、あと残りの時間でやるべきことが目に見える形で明確になります。


2.弱点集を作る

 最終的にすべての問題に◎が付き、そのすべてが正解になれば、何の問題もありませんが、やはり何問かは、〇や△のまま残る問題もあるでしょう。そして、その中には、いつもこれに迷うな~と思うものや何度やっても覚えられないというものもあるはずです。そこで、そのような何度も間違う問題、何度も迷う問題をピックアップして、ファイルを作ります。問題丸ごとではなく、選択肢毎にピックアップした方が良いです。また、よく犯してしまうミスなんかも、ファイルに加えておくと良いです。例えば、適切でないものを選ばなきゃなのに適切なものを選んでいる、登場人物のABを逆に読んでしまって答えを間違えた等です。このなかなか正解出来ない選択肢、よく犯してしまうミスを集めたファイルこそ、自分の弱点が集まった、いわば「弱点集」ですから、試験会場にも持参し、電車の中や試験前の時間に見直し、弱点を補強するのです。どんなに弱点と言っても、直前に目を通していれば、さすがに試験中でも思い出せるはずですからね。

 このように、問題にランク付けをすることで、無駄な時間を省略できると言いましたが、人間、解ける問題や得意な問題を解いていると楽しいので、ついついそのようなところに時間をかけてしまうものです。しかし、これでは点数が伸びていかないのです。また、不安から、試験当日、必要以上に資料を持参する人がいますが、そんなに多くを当日に見直すことはできません。よって、これだけは見直すべきことだけを集めた弱点集を作っておくことが効率的なのです。